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Never Let the Bastards Wear You Down (2000年)
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Never Let the Bastards Wear You Down
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解説 - Never Let the Bastards Wear You Down
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1. 失恋船長 ★★★ (2024-01-11 14:23:34)

TWISTED SISTERのヴォーカルとして知られるディー・スナイダーが2000年にリリースしたソロアルバム。オープニングからレミー・切るスターが歌いそうな曲で幕開けにギョッとしますが、それもそのはずで、レミーに対するリスペクトから捧げられた曲だというのだから驚かない。作曲クレジットにバーニー・トーメの名前もあったりと、今作は、所謂ディー・スナイダーが参加したバンドの未発表曲を中心とした蔵出し作品に光を当てたというのが主題らしい、カヴァー曲もあるのだが、彼の歴史の一端を知るには面白い作りとなっており、どこかで聴いた事があるのは、そういう時代背景が既視感を生み出しており、ボツった曲とは思えない仕上がりになっている。
純粋な新作とは呼べないのだが、こういう作品というのは、多くのアーティストにとって過去に存在したろう。
あの時代、出せなかったモノを正規な形で世に送り出した、そのアイデアは間違いではない。

L.Aメタルのゴットファーザーなるオトコだったディー・スナイダー。ここで聴ける男臭い歌声、大ヒット曲の影でどうも隠れがちだが、彼の歌声は実に芯のあるものであり、こういう硬派な曲調でこそ哀愁と力強さが倍増しになると思っているので、前半からクールでハードに迫る展開にグッと引き寄せられます。
まぁでも明るいヤツでも脳天気に聴かせなかったのは、あの強い声があったからでもあるので、どの方面から見てもディー・スナイダーという男の個性とロックミュージシャンとしての魅力に陰りはございません。⑥はDion のカヴァーですが違和感なく自分のモノにしていますよね。やっぱアメリカ生まれなんですよ。



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