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ヘヴィメタル/ハードロック
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1.
失恋船長
★★★
(2018-05-27 15:10:52)
今や国内を代表するメタル系アーティストに上り詰めた若井望のプロジェクトチーム第3弾にあたる2nd。今までは複数のアーティストが参加する企画モノ的なニュアンスの強い作品だったが、今回はシンガーはロニー・ロメロ、リズム隊はマルコ・メンドーサとトミー・アルドリッチのWHITESNAKE組という豪華ラインナップが顔をそろえる事に、この手のアルバムにありがちなネームヴァリューに頼った参加とは違う、質の高いパフォーマンスで魅了。マルコとトミーのリズム隊も、その屈強なスクラムを組み鉄壁のリズムプレイにはメタルバンドかくあるべきと言った魅力を発散、やらされている感もあるが上手く機能している。
フロントマンとして、もはや実績十分なロニーのパフォーマンスも堂に入ったもので、サイドプロジェクト的な匂いをさせない手抜きなしのパフォーマンスに胸が熱くなります。
こうなると楽曲のあり方が気になる。特に①のようなガルネリウスタイプの曲などドメスティックすぎる匂いがキツすぎで、ロニーのザラついた声質が、さらにバタ臭さを倍増と、このメンバーによる悪い面がオープニングから出ているのが残念。
所謂、このバンドもJ-ROCKなんだなぁと思わされる、最大公約数のファンを満足させる構成が気になる。②は女性シンガーで固めた前作に通ずるメロウな曲だ、やはりロニーの声が強すぎる。個人的に①②の流れは、のど越しがスッキリしないものだが、そこは趣向の問題。③以降は徐々にワールドワイドなメタルナンバーが目白押し、変化自在のギタープレイで聴き手の好奇心を擽り続ける若井のプレイ、そのコンポーズ力と、魅せるギタープレイに酔いしれます。これほどのラインナップを従えても主役は若井であることは明白な彼の存在感の強が最大の聴きどころだろう
熱きメタルスピリットが宿る渾身の叙情派HM/HRサウンドの持つ説得力の高さ、定番だが古臭さに埋没しないセンス、流石は若井望だなぁと感嘆させられました。力強い⑥は新たなるメタルアンセムだな。
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