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Sect of the Serpent / Weapons of Thrash Destruction (火薬バカ一代)
Bestial Tyranny / Weapons of Thrash Destruction (火薬バカ一代)
Weapons of Thrash Destruction (火薬バカ一代)


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Sect of the Serpent / Weapons of Thrash Destruction
6分越えというアルバム最大の長尺曲。
(インスト序曲“RIDERS OF DOOM”も加えると8分越え)
尤も、だからといって構えた部分は殆どなく、
鮮烈に閃くツイン・リードGを始めとする
テクニカルな技巧と、目まぐるしい曲展開を盛り込みつつ、
暴風の如く一気呵成に吹き荒れる楽曲は
スラッシュ・メタル以外の何者でもないカッコ良さを
主張しています。

火薬バカ一代 ★★★ (2018-04-13 00:40:21)


Bestial Tyranny / Weapons of Thrash Destruction
てめえらの鼓膜から出血させたらぁ!ってな猛烈さで
冒頭からケツまで徹底的に刻み倒されるGリフの嵐と、
縦横無尽に弾きまくられるGソロの乱舞っぷりに
ひたすら圧倒される高速スラッシュ・ナンバー。

火薬バカ一代 ★★★ (2018-04-13 00:31:22)


Weapons of Thrash Destruction

カナダはバンクーバー出身の5人組が、'17年にTEST YOUR METAL RECORDSから発表した2ndフル・アルバムにして日本デビュー作。
お馴染みアンドレイ・ボウジコフ画伯が手掛けたジャケット・アートワークと、『WEAPONS OF THRASH DESTRUCTION』(直訳すると『スラッシュ破壊兵器』)なるストレート極まりないアルバム・タイトルが物語る通り、本作には終始ヤスリ声で叫び倒すハイテンション&ハイピッチVo、2本のGが刻んで刻んで刻みまくるクランチ・リフ、突進に次ぐ突進を繰り返すリズムとが暴風の如く吹き荒れる、80年代風味満点のスラッシュ・メタルが直球ど真ん中で放り込まれています。尤も、嘗てこの手の音を出していたスラッシャー勢に顕著だった「無理を通せば道理が引っ込む」スタイルとは異なり、メンバー全員が精緻な演奏スキルを有して、息つく暇なく性急に駆けずり回るサウンドをきっちりと破綻なく支えている辺りは、非常に現代のバンドらしいという。
テクニカルに錯綜するツインGが曲展開を牽引する③、キレッキレな演奏が激烈な疾走感を倍加させる⑦や、物悲しいインストの小曲⑧を挟み、本編のトリを務める⑨へと雪崩れ込んでいくドラマティックな構成等は、大陸産スラッシャーばりの爽快な突進力&リズミックなノリの良さと、ツインGが奏でる欧州のバンド然としたダークなメロディ・センスとを同居させた「流石はカナダ産」と膝を打つ欧米折衷スラッシュ・サウンドであり、本作の大きな聴き所となっています。
そりゃ国内盤も発売されるよね!と力強く納得する力作。

火薬バカ一代 ★★★ (2018-04-11 23:50:00)