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THE AWAKENING (1986年)
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THE AWAKENING
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解説 - THE AWAKENING
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2017-12-03 23:10:01)

アメリカでHR/HMシーンの炎が勢いよく燃え上がった’84年に、オクラホマ州オクラホマシティーにて結成されたという4人組が、自主制作で'86年に発表した6曲入りEP。
「POWERLORD」のバンド名に相応しく、本作において叩き付けられるのは、音程のないシャウト(MANOWARのエリック・アダムスの得意技であるアレ)と耳をつんざく強烈なハイトーンを使い分ける実力者っぷりが「アメリカのミュージシャン層の厚さは半端ないな」と感心させられるVo、リフにソロに高圧的に攻めてくるG、地響きを立てて突進するリズム隊等、メンバー全員が青筋浮かべてパフォームする姿が目に浮かぶような、限りなくスラッシュ・メタル寄りのアメリカン・パワー・メタル(このバンド名でハードポップを演っていたら、それはそれで斬新だが)。比較対象として即座に思い浮かぶバンドは初期VICIOUS RUMORSやSAVAGE GRACE、最近ならDEATH DEALER辺りで、ムキムキのボディ・ビルダーが物凄い笑顔で、「ところでこの筋肉、どう思う?」と目の前まで迫って来るかの如き迫力満点&高カロリーなサウンドは、全6曲、30分足らずのボリュームにも関わらず、聴き終えた後はぐったりと疲労感すら覚えるという。バラード?あるわきゃねぇだろ。
…と書くと退屈な作品と誤解されるやもしれませんが(実際キャッチーさには乏しい)、その疲れというのは、ライブで思いっきりはっちゃけた後に覚える心地良い疲労感のようなもの。特にバンドのテーマ曲⑥は勇壮なパワー・メタル風味と、刺々しくササクレたスラッシュ・メタル風味とが一緒くたに疾走する、メタル者なら昂らずにはいられない名曲ですよ。
長らくマニアの間でお宝作品扱いされていたのも納得の力作。



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