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HOUSTON (2010年)
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HOUSTON
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解説 - HOUSTON
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Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★★ (2016-08-17 12:41:26)

シンガーのハンプス・ハンク・エリックスとドラマーのフレディ・アレンの二人による北欧産のAOR系のメロディックロックプロジェクトによる記念すべき1st。オープニングから北欧風初期ボンジョヴィで幕が開け掴みはOK、次では早速女性シンガーをゲストに迎えデュエットも披露、⑧は北欧屈指のシンガー、トーマス・ヴィクストロームと競演など多彩なゲストが参加、キーボードではマッツ・オラウソンの名前もありますね。そのキーボードが主体となる歌モノロックと北欧産の涼しげなメロディとの相性は抜群の相乗効果を生みだす事に成功、彼らのルーツと思われるSTYXなどにも通ずるメロディックなアメリカンロックの影響も強く、朗らかで叙情的なフレーズが満載、そのお約束感満載の楽曲には新たなる発見や冒険心は皆無なのですが、壮麗なコーラスワークに涙を誘われ、爽快なメロディに清々しい気分を味わい、どの曲もサビで大団円を迎えるという構成を前にすると、やっぱりベタに敵う者はないと思わせる完成度を誇っており、歌モノロックが好きな人にはたまらんものがあるでょう。デモ並みの音質の悪さや、拝借具合も程々にありますが、ここは素直に甘く切ない哀愁のメロディに耳を傾け泣きたいですね。 



2. 火薬バカ一代 ★★★ (2024-10-24 00:21:04)

スウェーデン出身のシンガー、ハンク・エリクス(Vo)が、ソングライター/プロデューサーとして活躍するリッキー・デリンのバックアップを受けて結成したメロハー・プロジェクト、HOUSTONが'10年に発表した1stアルバム。
長らく北欧メタル・ファンをやってきた経験上、見上げた夜空にHOUSTONのバンド・ロゴが淡く光り輝いているアートワークを輸入盤店で目にした瞬間、「これは当たりじゃね?」と予感めいたものを覚えましたが(ポイントはロゴのテカリ具合)、透明感溢れるシンセとキャッチーな哀メロに彩られたハードポップ・サウンドは、実際こちらの期待を裏切らない質の高さを有していてガッツポーズですよ。特に北欧ハードポップのお手本が如きイントロだけ掴まれる①、女性シンガーとのデュエットがフィーチュアされた②、クリアで伸びやかなハンクのVoが映える③、フックの効いたコーラス・ワークが絶品な④…と、アルバム・ハイライト級の楽曲が惜しみなく連打される序盤の流れは白眉。後半にもしなやかなシンセを纏った⑧、ピアノを生かした柔和な⑨といったキャッチーな名曲が控えており、全編これ捨て曲なし。リッキー・デリンの仕事仲間であるトミー・デナンダー(G)、'15年に急逝したマッツ・オラウソン(Key)に、トーマス・ヴィクストロム(Vo)とゲストの顔触れも豪華ですし、その上このクオリティでなにゆえ日本盤未発売に終わってしまったの?と(日本初見参はこれから更に10年の歳月を要することに)
これがデビュー作とは思えぬ堂々たる安定感と完成度を誇る1枚。今からでも遅くないのでHOUSTONの旧譜の国内盤をまとめて国内リリースしてくれませんかね。



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