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DESCENT INTO GENOCIDE (2014年)
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DESCENT INTO GENOCIDE
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解説 - DESCENT INTO GENOCIDE
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2016-08-08 19:03:39)

2014年発表の2nd。

バンド名の示す通り、「戦争」をテーマにしたブラックメタルを演っているバンドですが、いわゆる「ウォー・ブラック」的なダーティでアンダーグラウンドな手法ではなく、整ったヘヴィな音で畳み掛ける、ブルータル・ブラック的な音に近い感じですね。時折トレモロリフによるメロディを前に出すパートはあるものの、メロディアスさを過剰に押し出さず、あくまで冷徹で無慈悲な音を貫くスタイルはMAYHEMの「Wolf’s Lair Abyss」辺りと共通するものがあるかも。

「ブルータルな音」としての音作りのレベルはかなり高い印象で、特に速さだけでなく「重さ」も備えたドラムの音が、楽曲の暴虐性を更に際立てている感じ。殺気立ったヴォーカルの絶叫もそうだし、時折出てくるメロディアスなパートでもメロディ自体が幽鬼的な不気味さがあったり、荒廃したネガティブさを醸し出していたり、全体を通じて殺伐とした雰囲気が非常に強い作風。整合性も残虐性も両立させたような、エクストリームメタルとして高品質な作品。

まあCandlelightから出ている時点である程度品質保証が付いているようなものですが、その期待を裏切るような作品では無いと思います。個人的にはもう一押し、なにか強く思い入れられるような要素が欲しいところですが…。



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