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EOSPHORUS
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Winds of Apep
(Usher-to-the-ETHER)
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Winds of Apep
2014年発表の2nd。
今年に入って日本盤が出たので、チェックしたら良かったので購入。どうも日本盤の発売にはタワレコ関連のディストリビューターが絡んでいるようですね。
ブラックメタル本来のRawさを残し、モダンになりすぎないプロダクション、トレモロ含有度高めながらメロウさに頼りすぎず、殺傷性や殺伐さにも富んだリフ捌き、全体を通じて感じられる、マッシブな暗黒性…DISSECTION辺りの流れを汲む、如何にもスウェディッシュなメロディック・ブラックですが…。こんなことを言うのもなんですが、「Sworn to the Dark」「Lawless Darkness」期のWATAINにめっちゃソックリな音(笑)。マジで一瞬聞き違いそうになるレベルで似てます。
ただ、こういう路線のバンドは多いですが、このバンドは楽曲や音のクオリティでWATAINと勝負できるクオリティのある、数少ないバンドのうちの一つなんですよね。「これ聴くならWATAIN聴くよ」とは言い切らせない魅力のある稀有な作品。敢えて比べるとするなら、当時のWATAINの方が暗黒性や重厚さに富んでいて、メロウさやある意味での軽快さはこちらに軍配が上がるかな…という印象。暗黒趣味強めながら、メロデス好きも素通りできないくらいメロディが強めで、かつキャッチネスも備えている感じ。
日本盤が出てるくらい(しかも天下のタワレコ絡み)だし、クオリティ高いと予想はしてましたが、まさかここまでとは…。ただ、アルバム紹介でMAYHEM、DARK FUNERAL、COF、DIMMU BORGIRのファンにお勧めというのはどうかと思っちゃいます。前者2バンドは分かりますが、シンフォ系よりはDISSECTION、WATAIN、MGLA辺りのメロウだけど暗黒性高いメロブラ聴いてる人にアピール出来る音ですし。
Usher-to-the-ETHER
★★★
(2016-05-28 19:58:49)
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