タイトル曲「TARKUS」の凄まじさで、後半の小品群が佳作なのに霞んで埋もれがちに見られるのが残念。絶対良い曲だらけだと思うんだけれどなぁ。もっと評価されて良いアルバム。 まずはタイトル曲で組曲形式の「TARKUS」のスリリングな展開に呑み込まれながら呆然とすべし。そして後半はノリノリのロックンロールあり、クラシカルな曲あり、JAZZらしいインストゥルメンタルありでヴァラエティに富んでいる小曲群を楽しもう。彼らの音楽的幅の広さとセンスの良さはこういった曲から感じられる。JAZZらしい「INFINITE SPACE (CONCLUSION)」はHM/HRリスナーにはアピールが低いようだけれど、個人的には後半の楽曲群の中では一番のお気に入り。 タイトル曲「TARKUS」を聴いていたところで母が言った言葉:「何、楽しそうなの聴いているねえ」この名曲に「楽しそうなの」という評価とはなかなか侮れぬ(笑)しかし「楽しい」というのは「ARE YOU READY EDDY?」のハチャメチャロックンロールのことを言うのよ~(汗)