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Tokyo Geïsha / Les Fils du Métal (火薬バカ一代)
Les Fils du Métal (火薬バカ一代)
Les Fils du Métal (失恋船長)


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Tokyo Geïsha / Les Fils du Métal
タイトル聞いただけで真面目に聴く気になれない方も
いらっしゃるかもしれませんが、いやこれがなかなかの名曲。
リズムの跳ね具合から、Gが奏でるメロディ、
何より「トーキョー・ゲイシャー!」「ゲイシャー!」「ゲイシャー!」
と連呼するVoの血の涙を流すかの如きシャウトっぷりに、
そんなに芸者さんと遊びたかったのか…と心揺さぶられる(?)
エモーショナルな名曲。

火薬バカ一代 ★★★ (2016-03-24 22:39:24)


Les Fils du Métal

SATAN SLAVESとGIPSY JOKERSなる地元暴走族2組からバンド名のアイデアを頂戴し、SATAN JOKERSを名乗ったフランス出身の4人組が、’83年にPHONOGRAM RECORDSから発表したデビュー作。
最初、メンバーが豪快に立小便してんのかと目を疑ったジャケット・デザインはしょうもなさ過ぎますが(つか、この時期のフレンチ・メタル・バンドのアートワークはどれも微妙な気が…)、そんな本作がフランス国内において瞬く間に1万枚以上を売り上げる大ヒット作となり得たのは、何もメンバーがイケメン揃いだったからだけではなく(それもかなり大きかったらしいけど)、アルバム自体が確かな品質を備えていたからこそ。
一応は正統派HMの範疇に入る音を出しつつも、タイトな演奏力を誇る楽器陣(特にリズム隊)と、ツインVoによる華やかなハーモニー、そして人を食ったようなアレンジ・センスを活かした楽曲は、紋切り型には収まらない風変りな個性を主張。特に“SAMOURAI”なるタイトルに負けない勇ましさで押し出して来る③と、「トーキョー」「ゲイシャ」「サムライ」「フジヤマ」とジャパネスク・キーワードの数え役満みたいな④は、紛うかたなきSATAN JOKERS印の名曲です。
個性的であるがゆえに結構好き嫌いが分かれる作品だとは思うのですが、とりあえず80年代フレンチ・メタル・シーンの隆盛を語る上では外せない1枚であることは間違いありません。

火薬バカ一代 ★★ (2016-03-24 22:30:20)


Les Fils du Métal

フレンチメタルシーンを語る上で外す事の出来ないパリ出身の4人組による1983年リリースの1st。なんだか分かりませんが強烈なジャケットに購入を躊躇させますが、これが実に興味深いサウンドで、所謂一般的にフレンチメタル=ダサい、遅れているというイメージで語られることが多かったのですが、気骨のあるサウンドの上を軽やかなメロディが見事に踊ると言う、何とも奇妙なかみ合わせが独特の間を生み出し、そのカラーにはメタル後進国などと揶揄されるような面はなく、むしろ美意識が生きる、ある意味フレンチ的なイメージを見事に抱かせるサウンドを披露してくれます。なんとも日本びいきな③④と気になるタイトルに一抹の不安も覚えそうですが、中途半端なジャパネスクを放り込む事も無く、むしろ良い曲だ。骨格のしっかりしたHM/HRサウンドを主軸に垣間見せるメロディには見事に母国のカラーを浮き上がらせ個性を発揮、このようなサウンドが当時、国内で見事にスルーされていたのは残念ですが、何とも言えないポップフィーリングが息づく正統派サウンドは、攻撃的すぎず、オシャレすぎないが垢抜けないと、上手く形容する言葉が見つからず掴みどころがないのですが癖になりますね。

失恋船長 ★★★ (2015-12-15 14:14:50)