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BLOOD OF CELESTIAL KINGS
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解説 - BLOOD OF CELESTIAL KINGS
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2015-08-02 12:32:53)

2015年発表の1st。

1stにしてEMPERORやANAAL NATHRAKHのリリースで知られるCandlelightからリリースしているだけあって、超高品質なメロブラ。ブラスト一辺倒ではなく、スラッシーさやグルーヴィさも感じさせる、タイトな響きのドラムをベースに、楽曲の神話的な背景が見えてきそうな、優美さを感じさせるトレモロを交えつつ、緊張感たっぷりに展開するリフワーク、メロウさを更に際立てるベースと、丁寧な楽曲構成で聴かせるタイプの作風。

特に攻撃的な中にも、メロいフレーズを上手く差し込んでくるギターワークが聴いていて非常にかっこいい。キーボードでシンフォニックな味付けをしているわけではないんですけど、個人的にはEMPERORの2ndと通じるようなインテンスさを感じました。サタニックな邪悪さや暴虐性の中にも、アーティスティックな感性が息づいている感じがします。ヴォーカルはほぼ呼気全てをノイズに変換したような鋭い絶叫で、人間味が少ないのが楽曲の非日常性と合ってて良い感じ。若干当時のIhsahnのスタイルとも近いかも。

楽曲の作りはとても丁寧だし、間違いなくハイクオリティな作品ですが、暴虐さに飽かせて突っ走るタイプではないのに演奏時間が30分ちょっとと短いのが、少し惜しいところでしょうか。それを除けばかなり素晴らしい作品なので、KEEP OF KALESSINやEMPEROR辺りのクオリティの高いブラックが好きであればお勧め。



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