2013年4月23日、Deadlineよりリリースされた12thアルバム。
Geoff Tateがバンドから不当に解雇されたとして裁判沙汰になり、結審待ちでGeoff側、バンド側双方にバンド名Queensrÿcheの使用権限がある間に(Geoff Tate's version of) “Queensrÿche”としてリリースされた。
2012年4月12日に行われたバンドミーティング(Geoff Tateは不参加)において、業務が適正に行われていないことからバンドはファンクラブの管理・運営を行っていたGeoff Tateの継娘Miranda TateおよびバンドのマネージャーであるGeoff Tateの妻Susan Tateを解雇した。2012年4月14日、ブラジルサンパウロでのライブのサウンドチェックの前、Geoff Tateは彼の家族の解雇について、他のメンバーと口論していた。そして激昂したGeoff Tateはドラムキットを投げつけるなどの暴力的行為をおこなったあげく、ライブの最中ステージ上でMichael WiltonやScott Rockenfieldらにつばを吐きかけるという行為に及んだ。これにより、もうこれ以上Geoff Tateとともに活動を継続することはできないと判断したバンドは、6月にミーティングを行い、Geoff TateをQueensrÿcheから追放し、新たなリード・シンガーを探すことを決めた。
6月20日、バンドを代表してScott Rockenfieldから、Geoff Tateを解雇すること、またTodd La Torreを後任に迎え、Queensrÿcheとして活動を続ける事が発表された。
こうした動きに対しGeoff Tateとその妻Susan Tateは6月12日、不当にバンドを解雇されたとしてバンドを告訴、また同時にバンド名の使用差し止めを要請した。バンド側もこれに反訴したが、キング郡上級裁判所(King County Superior Court)は翌日13日、11月の結審までは双方がQueensrÿcheの名称を使用することを認める判断を下した。Geoff Tate側もこの間外部ソングライターや著名ミュージシャンを起用しQueensrÿche名義で本作をを発表、『Operation: Mindcrime』25周年ツアーなどを行った。
Recorded:January and February 2013, A&D Studios, Sunnyvale, CA
Producer:Jason Slater, Anthony Focx (track 1)