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DIE WEIHE DES EISES (2008年)
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DIE WEIHE DES EISES
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解説 - DIE WEIHE DES EISES
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2014-10-07 10:31:08)

2008年発表の1st。
CD盤は約25分の大作1曲のみを収録ですが、アナログ盤は更に3曲多い仕様だとか。CD買ってから知りましたが、正直この仕様はどうなんでしょう…。私はアナログで聴く習慣がないので、結構不満が残るんですが…。

…仕様には文句タラタラですけど、肝心の内容自体はなかなか。ジャンル内のカテゴリーとしては、鬱ブラック寄りのアトモスフェリックブラックという感じでしょうか。音像をうっすらと覆うノイズ質が、正体をぼかすような幽玄さを醸し出す、ムードたっぷりのブラックメタル。このノイズ質の中から漏れ聞こえてくるようなトレモロのメロディには、鬱や儚さ、メロウさだけでなくどこか気品のようなものが感じられて、それが凄まじく胸を打つんですよね。壮麗なオーケストレーションで、突然スケールを増す大団円も意外かつ面白い。

まあ、後半のアルペジオパートがちょっと引っ張り過ぎだったり、音量が小さいプロダクションには若干不満を覚えたりはしますけど、ありきたりではない魅力のある作品である事は間違いないと思います。ちなみにバンド名には「クラゲ」の意味はなく(当たり前だけど・笑)、ドイツ語で「嘆き」を意味する単語だとか。



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