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神州賦 (2002年)
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神州賦
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解説 - 神州賦
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2014-10-01 20:05:34)

2002年発表の1st。
同郷のCHTHONICが1stアルバムを発表した頃から存在したバンドで、1枚目のアルバムを残した後解散してしまったようですが、これはその唯一のフルアルバムとなる作品。

台湾のシンフォニックブラックと言うとどうしてもCHTHONICやANTHELIONと比較したくなりますが、このバンドは大分路線が異なりますね。前述のバンドがエクストリームメタルとしての暴虐性や緊張感に満ちたハイクオリティな作風を提示していましたが、このバンドは正直言ってB級な魅力があると思います。前述のバンドなど、メジャー志向なバンドにはない緩い魅力があるというか。

作風としては、暴虐性こそ高くないものの、リードギターによるメロウなフレーズ、はっきり聴こえるベースラインなどメロディアスなバンドサウンドに、ピアノやヴァイオリン、アトモスフェリックなキーボード、女性ヴォーカルなどを絡めて行く、オリエンタルな雰囲気漂うシンフォブラック。ぶっちゃけバンドの音はメタルとしてはパンチに欠けるんですが、逆にこのプロダクションのお陰でメロディの良さやオリエンタルな雰囲気が際立ってるかと。女性ヴォーカルが一瞬SOUND HORIZONかと思うようなメロディを歌う箇所もあったり、メロディセンスはなかなか。

ややマニア向けなのは否めませんが、アジアのバンドが好きであればチェックする価値大有りです。前述のバンドよりも「辺境」な音を出しているのが良いですよね。



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