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WHITE DEVIL ARMORY (2014年)
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WHITE DEVIL ARMORY
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解説 - WHITE DEVIL ARMORY
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. k-blitzkrieg ★★★ (2014-08-17 10:10:28)

2014年7月リリースの17枚目。
前作は速い曲が多かったけど、今作は緩急織り交ぜている。
ここ4作くらいの中で最も充実しているという印象を受けた。
何度か聞き込んで気づいたのは、リフはさほど複雑ではなく、むしろシンプルなものが多いのではないかということ。
PVになった2曲は特にそう感じる。ただし単調に感じないのは曲作りの妙と言うべきか。
もうすぐデビューから30年というのに、作品を発表するたびに若返っている彼らにはただただ驚いてくる。
過去の作品で食いつないでいる某バンドよりも評価されてほしいと思う。
いままでの30年、紆余曲折があっただろうし、ブリッツ(Vo)は55歳になったけど、いまから30年後も我々を満足させてくれる作品を発表してくれるに違いない。



2. 火薬バカ一代 ★★★ (2014-08-20 22:30:33)

今現在、最も信頼のおけるスラッシュ・メタル・バンドの一つとして、即座にその名前の思い浮かぶOVERKILLが、'14年に発表した待望の新作。
近年はへヴィ・メタリックな方向にギアを一段も二段も上げた作風が印象的ですが、今回は整合性や湿ったドラマ成分は控えめ。その代わり、彼らのもう一つのルーツであるパンク・ロック・テイストを前面に押し立てたサウンドは、聴き手をオラオラと煽り立てるVoとGリフのテンションの高さ、金属の塊をブチかますかの如きリズム・セクションの硬質感はそのままに、全体的に破天荒なノリの良さを拡大。ボートラ収録のNAZARETHのカヴァー⑬等はその証左と言え(別にNAZARETHはパンク・バンドじゃないけど)、現ACCEPTのマーク・トニーロがゲストVoとしてボビー“ブリッツ”エルズワース(Vo)と掛け合いを繰り広げる様なぞ、ウド・ダークシュナイダーとジョン・ギャラガーが競(狂)演したRAVENの“ワイルドで行こう!”を思い出すハイテンションっぷりで最高ですよ。
無論スラッシャーとしての本分にブレもないことは、破壊力満点のスピード・ナンバー②⑥⑦にクッキリと刻まれており、またツインGを活かした重厚感溢れる⑧⑪のような、欧州メタル寄りの楽曲も押さえるなど、アルバム作りに抜かりなし。
一聴、前2作ほどのインパクトは受けないかもしれませんが、OVERKILL印の焼き付けられた力作であることは疑いようのない1枚です。




3. cri0841 ★★★ (2014-09-07 18:29:23)

絶好調な我らがOVERKILL!今回はバラエティ豊かな曲調。近作3枚と初期作を
合わせたような出来。総集編的?ブラストビートまで用いたアグレッシブな曲、
メロディアスな曲、ドラマチックな曲と緩急と付けた作風こそ彼らの真骨頂!
新たな「Under the Influence」的な1枚かも知れない。まあB!誌の点数は
ちょっと高過ぎる気はするし、最高傑作かどうかはちと疑問ですが。

個人的お気に入りはサバス的な⑤、エクソダス的な⑧です。怒濤のスラッシュ
⑥⑦は勿論、ドラマチックな⑪も最高ですよ!やっぱり必聴盤かなぁ、
聴かないのはソンっすよ!あと、guのデイブ・リンスクのプレイの
素晴らしさに触れておかねば。彼は過小評価されているよ。彼に限らず、
この5人の布陣は最高だと思う。




4. 失恋船長 ★★★ (2025-03-01 13:36:57)

快進撃を続ける老舗スラッシュメタルバンド。前作からの勢いもそのままに、よりオーセンティックなメタルサウンドへと軸足を置いている。モダンさや無駄な鈍重さと手を切った近年の力作には迷いがない、その痛快極まりない作風においてスピード重視という姿勢は前作に譲るが、メタルの持つ危険な匂い、あの裏路地に入ってはいけない、チンピラメタル感が増量、ボビーのふてぶてしいギャングヴォイスもクールな切れ味を見せつけ、キカイダーの宿敵、ハカイダーの変身シーン、ナイフをキラリと光らせてからのジャンプ一番を思い出しますね。

パンクなアプローチの曲をあえて取り上げたのも挑戦的、もう大ベテランの域に達しているのに、こういう仕掛けをしてくるのにニヤニヤさせられる。彼らがメタルをいうジャンルの置いて、どれほど高い位置にいるかを改めて思い知らされた。前2作よりもレイトバックした作風、しかし音の方は現代的なテクノロジーの恩恵を受けているので抜けがいい。その切れ味は壮快感を呼び込み清々しい気分にさせられる。

ややベースが目立たないのは残念だが、それでも多様な音楽性を披露することにより前作から上手くバトンしている。これならば文句もいわれないだろう。頭のいいバンドである。サバスよろしくなドゥーミーなパートもカッコイイ、貫禄はあるが実にフレッシュである。この感性が素晴らしい。

メタリカは凄い、メガデス最高、いつものメガデスだとか、名前だけで持ち上げられるバンド、音ではなく活字で評価をする永遠のニワカユーザー、雑誌の評価などどうでもいい話です。芯がないから信用できない。

今作を前にして、名前でありがたがるなど、どれほど滑稽な事か。クラシックメタル界において彼らが先頭を走っている事は間違いのない事実である。2014年に80年代のパワーをそのまま持ち込み鍛錬されたサウンド。先を読ませないスリルと、強靱なグルーブから生み出される粗暴さ、その暴力的なリズムの上を華麗に突っ走る二本のギター、正確無比な阿吽の呼吸から生み出されるプレイは、スケボーのヴァーチカルみたいなアクロバティックさもある。これらが一体となることで聴き手を興奮の坩堝へと引き込む。頭からケツまで飽きさせずに一気に聴けるのも今作の特徴だろう。

今が旬であり最盛期だろう。



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