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TERRIBILIS EST LOCUS ISTE
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TERRIBILIS EST LOCUS ISTE
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解説 - TERRIBILIS EST LOCUS ISTE
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2014-04-25 21:38:21)

2013年発表の2nd。

流石、ATMFやDe Tenebrarum Principioなどブラックの名門レーベルから作品をリリースしているだけあって、暴虐性・邪悪さ・かっこよさ共に高いレベルで安定した音を聴かせてくれますね。基本はしっかりと低音も効きつつ、ブラック特有のRAWさもある程度残したリフの音色が、瘴気の靄が立ちこめるような重々しさを感じさせつつも、薙ぎ倒すようなファストパートを挟みつつ展開する暴虐なブラック。ただ叫ぶだけではなく、音源からでも十二分に怒気が伝わってくるようなキレたヴォーカルも素晴らしいです。

カルト性も感じられる作風ですが、何気にストップ&ゴーを駆使した展開があったり、楽曲のドラマ性もかなり重視している印象。基本はBlasphemer期のMAYHEMを思わせる冷徹で無慈悲なムードのメロディ多めですが、フレンチブラックらしい毒々しいメロディを聴かせたり、時に過剰なまでにメロディアスになったり、禍々しさをキープしつつも様々な表情を見せてくれる展開が良いですね。そのどれもが非常にかっこいい。特に5曲目、「The Serpent Presaging Sinister」の、メイルシュトロームに巻き込むかの如きトレモロ暴虐疾走振りは好き者ならずとも悶絶確定。この曲かっこよすぎです(笑)。

全体のクオリティも高く、キラーチューンも完備したかなり良質な作品。初心者にお勧めできるほどの取っ付き易さは流石に感じられませんが、エクストリームメタルの取り扱いがある店をハシゴして休日が終わってしまうような愛好家にはお勧めです(笑)。



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