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LIVE!: RISE & SHINE (2010年)
1-1. Rise (0)
1-3. Reign (0)
1-7. Landshark (0)
1-8. Shine On (0)
1-9. Tor (0)
1-10. Terrorizer (0)
2-1. Megalomania (0)
2-2. You Suck (0)
2-3. The Day of Rage (0)
2-4. Death Trap (0)
2-8. Madness (0)
2-9. Deadbeat (0)
2-10. Fangs (0)
2-11. Step on It (0)
2-12. My Final Day (0)



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LIVE!: RISE & SHINE
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解説 - LIVE!: RISE & SHINE
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Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★★ (2021-10-12 12:40:34)

まずDISC1はアルバム『OUTRAGE』を完全再現、その熱狂的なパフォーマンスは会場を興奮の坩堝と化し更に熱いものへと変換した。いい意味で円熟味を増したバンドサウンド、ブランクなど微塵も感じさせない橋本のタフな歌声、もはや日本人云々で語られるようなバンドではないが、改めてライブならではのスリルと臨場感あふれる生々しいステージがパッケージされていて頭から最後まで手に汗を握りながら聴きます。
好みはあれど、どの曲にも大和魂をくすぐる燃え滾る熱情があり、正気ではいさせてくれないハイパフォーマンスに魅了されっぱなしです。理屈じゃないんですよね、この音にはメタルを愛する者だけが成し得た音が息づいている。
貫禄が漂う圧巻のステージ、鍛練を怠らないミュージシャンシップが生み出したアウトレイジサウンドの凄みにひっくり返りました。アルバム一枚丸々再現は流行りですが、DISC2のベストオブにも負けていないのが凄い。現在進行形のアウトレイジサウンドに胸が激熱です。去来する熱き想い、紆余曲折を経て辿り着いた彼等の姿が、心のどこかでリンクして、走馬灯のように過去の記憶が蘇りました。
本当に橋本直樹が戻ってきて良かったなぁに尽きます。日本が世界に誇れる数少ない本物のヘヴィメタルバンド。そして同じ日本人であることを誇りに思えます。DISC1からの2は本当に贅沢です。とくに深みを増した過去の名曲達は凄まじい程にメタルしている。激音激走が交差する粒ぞろいの楽曲たち、問答無用のジャパニーズヤクザサウンドは、叙情的な阿部のギターが峻烈なる爆音とリンクすることでアウトレイジならではの、ひりつく荒涼とした世界観を演出、そこに咆哮するがしっかりと唄い込む橋本直樹のパフォーマンスが乗ることで説得力を倍増させている。
殺伐とした現代的なサウンドメイク、それは昔から彼等に似合っていた、そして緊張感漲るサウンドは、どこか恐怖心を煽るような切迫感もあり単にスピードやヘヴィさを競うような馬鹿げたバンドではない深みがある。
鋭角的に切り込んでくる阿倍のギター、そして野人の如きワイルドなベースが粗暴行為と言うほど攻撃的、阿吽の呼吸から繰りだされるヘヴィグルーブの凄さ、キレ味が鋭いが物凄いデカくて分厚いノコギリ刃が会場全体を切り込み、近くによりつくのが怖いと思うほどである。屋台骨を支える丹下のドラムもキャリアに裏打ちされた落ち着きと同じくらい傍若無人に暴れまくり、このソリッドで攻撃的なアウトレイジサウンドの根幹を担っている。だから泣かせを誘発するパートがカッコいいのである。
ミスや欠点をあげつらいながら音楽を聴くのならワタクシは耳をちぎりますよ。現代を無視しないモダンさと古典芸能的サウンドの融合、これこそ正統派メタルでしょうよ。ジャンル超越の一枚です。メタル総合格闘技のチャンピンです。



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