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Living in Oz / Living in Oz / RICK SPRINGFIELD (火薬バカ一代)
Living in Oz / RICK SPRINGFIELD (火薬バカ一代)
No Dice / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
I'll Be the One / No Dice / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Loving You / No Dice / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Mean Mean Jemima / No Dice / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Friends Are Hard to Find / No Dice / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Get down / No Dice / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
We're for the Dark / No Dice / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Believe Me / No Dice / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Watford John / No Dice / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
It Had to Be / No Dice / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Blodwyn / No Dice / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Midnight Caller / No Dice / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Love Me Do / No Dice / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
I Don't Mind / No Dice / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
I Can't Take It / No Dice / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
I Can't Believe In / Head First / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Keep Your Country Tidy / Head First / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Old Fashioned Notions / Head First / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Rockin' Machine / Head First / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Turn Around / Head First / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Over Tomorrow / Race / Pseudo Echo (火薬バカ一代)
Back Again / Head First / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Moonshine / Head First / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Saville Row / Head First / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Race / Pseudo Echo (火薬バカ一代)
Rock 'n' Roll Contract / Head First / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Passed Fast / Head First / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Keep Believing / Head First / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Hey Mr Manager / Head First / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Lay Me Down / Head First / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
You Baby / You Baby / THE TURTLES (MK-OVERDRIVE)
Tell Me / Big Hits (High Tide and Green Grass) / THE ROLLING STONES (MK-OVERDRIVE)
You Didn't Have to Be So Nice / Daydream / The Lovin' Spoonful (MK-OVERDRIVE)


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ロック/ブルース - 最近の発言
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Living in Oz / Living in Oz / RICK SPRINGFIELD
Gが刻む印象的なリフと煌びやかなシンセを纏って
軽快に疾走するアルバム表題曲。哀愁のメロディを
熱唱するリックのVoも力強さを増していて、
本作のHR志向を感じさせる仕上がりとなっています。

火薬バカ一代 ★★★ (2024-09-13 00:53:44)


Living in Oz / RICK SPRINGFIELD

個人的にブルース・スプリングスティーンとごっちゃになってしまうことが多かったリック・スプリングフィールド。オーストラリア出身で、長らくの下積み時代を経て80年代初頭にまず役者としてブレイクを果たした彼が、俳優/シンガーとして人気絶頂の時期にあった’83年にリリースした7枚目のソロ・アルバムがこちら。
無精髭生やして精悍さをアピールするイメージ戦略の変化が物語る通り、本作においては「歌えるアイドル俳優」から「本格派ロック・シンガー」への転身を企図。それに伴い、より力強さを増したご本人のVoといい、サウンドを引き締めるエッジの効いたGに躍動するリズムといい、これまでよりも格段にHR色(アリーナ・ロック風味)が増強された仕上がりとなっています。
勿論、『ブレードランナー』風のPVも作られたOPナンバー①を筆頭に、シンセを生かしたアレンジ等には従来のニューウェーブ風味も留められていますが、それ以上に印象に残るのは、ライブ映えするノリの良さと、一緒に歌いたくなるキャッチーなコーラス・ワークに彩られたメロディアスHRナンバーの数々。中でもレゲエ調のヴァースからサビメロでは爽快な疾走へと転じる曲展開が秀逸な②と、煌びやかに踊るシンセと哀愁のメロディの援護射撃を受けてキャッチーに駆け抜けるアルバム表題曲④は、「リック・スプリングフィールドってニューウェーブ・フィールドの人でしょ?」というこちらの認識をぐるっと引っ繰り返してくれるインパクトを放っていましたよ。
そんなわけで、HR/HMリスナー向け入門盤としてもお薦めの1枚であります。

火薬バカ一代 ★★★ (2024-09-11 23:58:40)


No Dice / BADFINGER

時は1990年代前半、CDの登場からまだ10年程で新品/中古問わずCDショップ巡りが盛んだった頃、ふと(B)-BADFINGERの所で目にした鎖帷子みたいな素材のビキニを着てこちらを指差す妖しい女性のジャケット。それまでも見覚えはあったが当時の私はJ-POPの方が楽しく洋楽から離れていまして、BADFINGERにしても"Come And Get It""Day after Day""Know One Knows"、アルバムはピート亡き後トムとジョーイで再始動の"Airwaves"しか認識していなかったため見事にスルー。その後いつの間にか買って手許にある当時の輸入盤を聴きながらのレビューです。1970年11月リリース、BADFINGERに改名してからは2nd、IVEYSから通算すれば3rdとなる本作の売れ行きはと言うと、USチャートで最高28位となるも本国UKではランキング外。折しもBEATLES解散騒動最中のこと、どうやらアップルレーベルに居続けたことが彼らの命運を分けたらしく、当初MAL EVANSプロデュースでレコーディングしながら並行してRINGO STARRのシングルやGEORGE HARRISONのアルバム制作セッションに参加させるハードスケジュールを見かねてGEOFF EMERICKに交代したために発売が半年も遅れたとか。上手くいかないのはアルバム制作だけでなくシングルリリースも同様で本作からのシングルは5.とUK盤におけるそのB面8.のみ。6.は他アーティストにカバーされてヒットし有名になっただけで、彼ら自身によるオリジナルのシングルは出ていません。No Dice…振ったサイコロが台から飛び出してノーカウント、無効になって"駄目"だという意味ですから、まだ悪徳マネージャーに捕まる前のこの時点でもうアップルを離れるべきだった、そんな状況を暗示するタイトルな気がします。最後はどうでもいい話、女性の上半身が写るジャケットは開いた状態で下半身も現れるようになっているため、綴じ目が左になるように収めるとタイトルや女性の頭が右へ横向きに倒れてしまうんですね。という訳で買って見て聴いてください。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-07-18 01:19:11)


I'll Be the One / No Dice / BADFINGER
"No Dice"1992年版CDのボートラ5曲目、トラック#17にしてエンディングテューンは新加入のジョーイを含む4人の共作となるカントリーロックまたはソフトロックです。シンプルなメロディの繰り返しは突き詰める余地がありますが、仄々としたコーラス、ハーモニーはバッドフィンガーならではのもの。聴いているこちらからビートルズの後継はYou'll be the oneだ!とエールを送りたくなる、1970年当時未収録だったのが惜しまれるナンバーです。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-07-17 02:00:32)


Loving You / No Dice / BADFINGER
'92年版CDのボートラ4曲目即ちトラック#16はドラマーのMIKE GIBBINS作、BADFINGERらしいパワーバラードです。もちろんMINNIE RIPERTONにより'75年にヒットした"Lovin' You"とは類似名の異曲であり無関係。JOEYが書いた前2曲に比べればメロディアスでギターが前面に出ているにも係わらず何かピントがぼやけた感じですね。マイクもいい曲書きますがこれは惜しくも敢闘賞といったところですかな。

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-07-16 00:35:25)


Mean Mean Jemima / No Dice / BADFINGER
"No Dice"1992年版CDのボートラ3曲目であるトラック#15も前曲に続いてジョーイの曲です。IVEYS時代からBADFINGER本来の音楽は基本的にポップスでしたが、ジョーイ加入によってだいぶロック寄りに舵が切られました。そういった功績は大きいものの彼の作品が全て優秀かというと否でして、この曲も焦点が定まらず可もなく不可もなくといったところ。ギターオリエントなのは当然と言うことで辛口評価です。

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-07-13 01:23:42)


Friends Are Hard to Find / No Dice / BADFINGER
ボーナストラック2曲目であるトラック#14はJOEY MOLLAND単独の作品です。ジョーイがBADFINGER加入前に作ってあった曲を持ち込んだものかもしれません。ギタリストらしくギターが踊ってますが他は悪くはないという程度ですね。ピート、トム、マイクという友を得たからにはもう必要ないという訳で当時は外されたのでしょう、多分。

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-07-12 00:50:23)


Get down / No Dice / BADFINGER
BADFINGER名義での2ndである本作が発表されたのが1970年。時代は下って1992年再発版CDにはボートラが5曲プラスされました。そのトップを切るトラック#13はメンバー4人の共作によるワイルドなロックンロールです。イメージとしてはBADFINGERらしさからちょいと外れて兄貴分のBEATLESよりもROLLING STONESという気がしますが、たまにはこういうのもアリですね。前作がほとんど映画音楽と前々作からのキャリーオーバーなのに対しようやく本領発揮し始めたBADFINGER、"大人しく"してなんかいられませんわな。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-07-11 02:05:24)


We're for the Dark / No Dice / BADFINGER
リリース当時の"No Dice"最後を締めくくるのはやはりピート作の壮大なバラードです。イントロから全体にアコースティクな曲調、これは…"Eight Days A Week"? いや違いますね、あの曲よりは落ち着いた"お互い足りない所を補完し合おう"みたいなラヴソングとなっています。ストリングスが加わり静かでいながらドラマティックに。だが最終的に向かう所はタイトルの通りで何かバンドの行く末を予感させますね。それも今だから言えることなのであって、ここはまず曲自体をそしてピートの才能をじっくり再評価しましょう。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-07-08 00:36:51)


Believe Me / No Dice / BADFINGER
TOM EVANSが単独で作った美しいバラードです。Aメロの一瞬だけ兄貴分バンドの"Oh! Darling"なのはご愛嬌、それ以外は安定のBADFINGERらしい雰囲気ムンムン、聴いている方も安心感を覚えます。歌詞はちょっと捻ったラヴソングかな? 何せ本作の2年前あの"Maybe Tomorrow"を作った人ですからね、熱いボーカルも切なく甘いヴォーカルも自由自在。PETE HAMと並びBADFINGERの双璧を成し、PETE亡き後もJOEYとバンド継続を試みたこの人のポテンシャルは相当高いのですよ。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-07-07 00:47:51)


Watford John / No Dice / BADFINGER
本作時点での新メンバー・ジョーイを含む4人の合作名義になっている、シャッフル調のロックンロールないしブギ―です。ひたすら明るく楽しい曲調ですが、歌詞はわかりやすいけど英国特有のヒネリが感じられます。そりゃまタイトルからして歌詞には入っていないけど英国の地名ですから。見方によってはBADFINGERの代表曲とまでは言わずとも注目すべき重要な曲かと。私的にはエルヴィスの"Don't Be Cruel"に影響されイーグルスの"Heartache Tonight"に影響を与えた? どうでしょうね。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-07-06 02:47:18)


It Had to Be / No Dice / BADFINGER
BADFINGER名義での2ndアルバム、リリース当時で言うとB面3曲目でドラムスのMIKE GIBBINSがいい仕事をしています。失礼とは思っていてもドラマーには豪快で大雑把というイメージを抱いてしまいますが、ここでは短めながらもしみじみとしたアダルトなバラードを作ってくれていて意外な発見でした。バッキングの盤石なサウンドと相まってちゃんといつものイメージ通りバッドフィンガーの曲として成立し、且つ他の3人と異なったマイクの独自性が良いアクセントになっていますね。もうちょっと引き伸ばしてほしかった気もしますがひとまず高評価をポチッと。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-07-05 01:42:33)


Blodwyn / No Dice / BADFINGER
本作リリース当時のB面1曲目はピート作のカントリー風で、音像だけ聞くとのんびりしてネアカな佳曲です。R&Bからカントリーまで貪欲に吸収するUKアーティスト全般に見られる引き出しの多さを実感できます。ただ歌詞がですね、"My life may not be long"はズバリ重大な出来事の予言みたいだし、"Say You'll take from me what I will give to you"なんてまるで搾取してくださいと言ってるようなもの。尤も当然ピート自身当時はそんなつもりではなく過ぎたから言えることでしょう、それにしても…。

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-07-04 01:31:40)


Midnight Caller / No Dice / BADFINGER
実は案外好きな人が多そうな隠れ名曲? 私も最近BADFINGERに再注目するようになって知った、甘いメロディが素晴らしいピート作の美しいバラードです。不安げに揺れるピアノのイントロに続く歌メロがストレートながらも胸を打ちます。どうやらピートがドラマーのマイクから聞いた不幸な実話を基に作った曲らしく、特に最後のNobody's gonna help you nowなんて歌詞がもう絶望的ですね。既出の通りBOB DYLANと並び称せられる早世のフォークシンガーTIM HARDINが2年後にカバーしています。Without YouをHARRY NILSSONがカバーした件といい、BADFINGERの曲はシンガー&ソングライターさえもオリジナルそっちのけでカバーしたくなるほど魅力的だということでしょう。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-06-29 01:11:27)


Love Me Do / No Dice / BADFINGER
お聞きの通りBEATLESのとは同名異曲です。もしかして弟分が兄貴分のデビュー曲を騙ったタイトル詐欺じゃない?と思ったらジョーイの単独犯だったので、曲が出来たタイミングが加入前なら偶然、加入後ならば完全に狙ってただろうからより悪質? いやそんなに物騒な話に持っていかなくとも彼なりのジョークということで。曲自体はキャッチーで悪くないので、見方によってはイケメンなジョーイはプレーボーイだなと適当にあしらって納得しましょう。

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-06-28 01:18:19)


I Don't Mind / No Dice / BADFINGER
新加入のジョーイが早速オリジナルメンバーのトムと合作したバラード曲です。始まりは静かですがサビに向かって盛り上がり、ピアノ主体の伴奏がヴォーカルを引き立てています。そのヴォーカルも歌詞に同調して全体に気怠い雰囲気ですが、サビの瞬間に聴かせる高揚感にハッとします。坦々としているようでドラマティックという不思議な空気感が何とも言えませんね。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-06-27 02:10:03)


I Can't Take It / No Dice / BADFINGER
IVEYSから通算3rd、BADFINGERとしては2ndアルバムのオープニングはピート作の明朗快活なロックンロールテューンです。ピートのヴォーカルがBEATLESのポールっぽくもありますが、本作から加入したジョーイのギターと全体に厚みのある音像で聴き応え充分。この1曲だけでリスナーに"受け入れ"られる要素が存分に伝わってきますね。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-06-26 01:23:28)


I Can't Believe In / Head First / BADFINGER
デモ音源盤の終わり近くに収められたPETEの作品です。いつの時点で書かれた曲か定かではありませんが"降って湧いたような噂"とあるので遅蒔きながらようやくあの男の悪事に気付いた頃でしょう。ややもするとTOMからズバリ真実を教えられた直後かもしれません、もしもそうならまさにPETEの辞世の句と言えます。confessorやらdepressorやらネガティヴなワードからも絶望感が滲み出ています。改めて…合掌。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-06-25 00:55:10)


Keep Your Country Tidy / Head First / BADFINGER
デモ音源盤に収録されたピートの作品です。これまたギターの伴奏のみでフォーク調の短い曲ですが、即興でひょいひょいサラッと作りました的な雰囲気なのにこうですよこう! さすが才人ピート。もしも当時"きちんと"作り上げてすんなり問題なくリリースされていたらと思うと、その後のピートの件も含めて恨めしい限りです。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-06-22 01:48:28)


Old Fashioned Notions / Head First / BADFINGER
デモとボートラが11曲収録されたdisc2の中で最も長いトラックがマイク作のこの曲です。disc1のエンディングRockin' Machine同様本職のドラム抜き、こちらはピアノの伴奏のみでこれほどの出来。4分余りの間で曲調がかなり変化に富んでいて最後は寂しげに終わります。その変化も含めて試作的な意味が大きかったと考えられますが、パワーポップにアレンジすれば一層ドラマティックになっただろうと思うと何とも惜しいですね。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-06-22 01:30:06)


Rockin' Machine / Head First / BADFINGER
本来はアルバム4曲目に入っていたがCDではdisc1ラストに追い遣られたマイク・ギビンズ作の小曲です。カントリー風の曲調で好ましいのですが"ロッキン・マシンからは一生逃れられないよ"と歌うならもちょっと引き伸ばしても良かったのでは? マイクも実は優れたソングライターなだけにdisc2のデモ音源から持ってきたような雰囲気が残念です。

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-06-21 02:15:02)


Turn Around / Head First / BADFINGER
本作のみ参加のBOB JACKSON単独作品となるブルージーでちょいヘヴィなナンバーです。当然ながらBEATLESの弟分バッドフィンガーがそれまで築いてきた音楽とは似ても似つかず、でも違和感を感じるより先にむしろ却って新鮮な感覚になりました。"抱いていた夢は全て忘れよう""いつになったら振り返ることができるんだ"と歌詞もヘヴィで"When will we ever learn?"なんて私がちょっと前に紹介した"花はどこへ行った"そのもの。色んな意味で名曲としておきます。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-06-20 01:00:07)


Over Tomorrow / Race / Pseudo Echo
キャッチーに弾むメロディといい、シンセを大々的にフィーチュアした
80年代ポップ・メタルの王道を行く曲調ながら、それを歌うシンガーが
中音域をメインとするニューウェーブ系という取り合わせの妙が、
この名曲をより印象的な仕上がりとしてくれています。

火薬バカ一代 ★★★ (2024-06-19 22:44:47)


Back Again / Head First / BADFINGER
お蔵入りから25年以上後に日の目を見た本作ではJOEYの抜けた穴を他のメンバーが見事に埋めています。ドラムスのMIKE GIBBINS作となっているこの曲も、弾き語り風の哀愁味が滲み出るフォーク調の隠れ名曲。マイクはIVEYS時代既にThink About the Good Timesという曲を書いていますが、今回は"お前が目覚めた時に俺がいなくてもまた帰ってくるからな"と、まるで一旦辞めたPETEがすぐに戻ったのを描いたみたいで歌声ともども生々しいですね。あわよくばJOEYもと期待を込めて? ともあれこれほどの才能が集結したバンドだったんだと改めて認識できます。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-06-19 01:45:36)


Moonshine / Head First / BADFINGER
ピート作の超短いインストに続くのはピート以外の3人:トム、マイク、ボブの共作になるバッドフィンガーらしい美しいバラードです。"何もかもお見通し""今は離れ離れだけど絆は繋がっているさ"とmoonshineを何かに、或は誰かに例えていますね。ジョーイ? アップル? どうとでも想像できますがそんな過去のしがらみ抜きにしても隠れ名曲決定でしょう。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-06-18 01:37:01)


Saville Row / Head First / BADFINGER
Apple Corpsとそのスタジオがあったロンドンの通りの名・Savile Rowを捩ったと思われるピート作のインストナンバーです。名残惜しさみたいな複雑な感情が表れてはいますが、本当に惜しくもこの短さでは次曲のイントロ的な存在ですね。

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-06-18 01:15:44)


Race / Pseudo Echo

日本でもTVドラマ主題歌に起用されてたりと馴染み深いLIP INC.のディスコ・チューン“FUNKYTOWN”をカヴァーして、世界的に大ヒットさせたことで知られるオーストラリアはメルボルン出身の4人組、PSEUDO ECHO(スード・エコーと読む)が’89年に発表した3rdアルバム。
彼らに関しては「一発屋のニュー・ウェーブ系バンド」というだいぶ偏ったイメージを抱いており、長らく興味の範疇外だったのですが、後追いで本作を聴いてビックリ。ニュー・ウェーブどころか、軽快に刻まれるGリフ、タイトなリズム、その上に乗っかったキャッチーなメロディといい、どっからどう聴いてもポップ・メタルの力作にいつの間にかクラス・チェンジを果たしているじゃありませんか。
勿論、リード楽器としてのシンセサイザーの有用や、中音域をメインにぬめっと歌うブライアン・ハンカムのVo(アメリカのバンドならこの手のサウンドはハイトーンかクセ声で歌いそうなところ)等々、前2作の残り香もほんのり漂って来るものの、そうしたいかにもニュー・ウェーブ然としたエッセンスに、キャッチーな80年代型ポップ・メタルが溶け合わされることで、PSEUDO ECHOならではの個性が強調される仕上がりとなっています。
曲作りの巧さ、分けてもフックを仕込んだサビメロ作りの巧さは特筆モノで、絶品に爽快感溢れる②や、煌びやかなKeyと美しいハーモニーが映える⑧辺りは、本作における試みが最良の形で抽出された名曲ではないかと。
最終作になってしまったことが残念でならない充実作です。(今は再結成したのかな?)

火薬バカ一代 ★★★ (2024-06-18 00:38:41)


Rock 'n' Roll Contract / Head First / BADFINGER
7年後の復活第二弾Say No Moreに疾走ヴァージョンが収録される、音楽業界に対するプロテストソングのオリジナルです。リメイク版の方が軽く感じてしまうほど怒りを込めた迫力があり、本サイトユーザー諸兄にはこっちをお勧めします。もちろんトム・エヴァンズの作品。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-06-15 02:00:06)


Passed Fast / Head First / BADFINGER
TOM EVANSと、JOEYに代わって本作のみ参加した元INDIAN SUMMER、ROSSのBOB JACKSONとの共作になるダークなバラードです。確かにギターフレーズを含め全体にメロディアスで、メジャー調になるサビのコーラスはBADFINGERならではと言えますが、やはり"栄光の日々は過ぎ去った"みたいな内容が当時の状況と被ってしまいます。いかにも最早醒め切ったトムが係わった曲という印象ですね。

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-06-14 02:11:22)


Keep Believing / Head First / BADFINGER
蔵出しアルバム3曲目は再びPETE HAMの作品です。TOM EVANSによる前曲がプロテストソングなのとは真逆に、悪徳マネージャーのせいでバンドがガタガタになってもなおまだ"誰かのせいにしたけりゃ全部俺のせいにすればいい、信じ続けていたらわかるさ"なんて人が良すぎますよピートさん。しかもこれがバンドを去ったジョーイを労う言葉だとは。スライドギターを使ったサザンロック風の音像も相まって包容力とスケール感が半端ない曲に仕上がりました。本当に…思い止まれなかったものですかね。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-06-13 02:12:08)


Hey Mr Manager / Head First / BADFINGER
当時の状況を熟知していたTOM EVANSが諸悪の根源たるマネージャーを皮肉った、いやモロに批判した内容のある意味プロテストソング? BOB DYLAN風の気怠そうな歌い方が却って痛快ですね。最後で"こんな争いを望んでたと思うの?"なんて言ってるけどもう遅い、こんな曲があったらそりゃ訴訟が無かったとしても発売差し止めになりますって。曲調がポップな分そんなイタさが残念な"頭で考えた"曲と言えましょう。

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-06-12 01:59:57)


Lay Me Down / Head First / BADFINGER
前作Wish You Were Here完成後ジョーイが脱退したまま1974年12月にレコーディングされていたがワーナーからの訴訟によりお蔵入り、約四半世紀後の2000年11月正式にリリースされた真にピート存命中最後のアルバムです。そんな本作のオープニングを飾るピート作のご機嫌なポップロックテューンは、かようなバンドの実態と裏腹に元気一杯なピートのヴォーカルに全盛期そのままのブリティッシュ・パワーポップな音像が光る傑作です。ただこのタイトルからするとピート、本音はひと休みしたかったのでしょうか、そう思うとカラ元気にも聞こえてしまいます。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-06-11 01:23:51)


You Baby / You Baby / THE TURTLES
前作Let Me Beと同じP.F. SLOANにSTEVE BARRIも加わり作曲、まずVOGUESがレコーディングしたもののお蔵入りとなりTURTLESに回ってきた曲です。彼らにとっては3rdシングルとなり全米20位まで上がるヒットに。フォークロックバンドとしてデビューしたタートルズですが早くもポップロック化していますね。デビュー時からパワフルなヴォーカルが売りだったHOWARD KAYLANもこの曲ではリラックス。しかしここまで順調にヒットを重ねてきた彼らはその後低迷し次のブレイクはHappy Togetherまで待たねばなりませんでした。そんな成長過程の一コマとして捉えて頂ければ。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-06-06 03:06:58)


Tell Me / Big Hits (High Tide and Green Grass) / THE ROLLING STONES
何故か本国では外した反面USチャートでは24位まで上昇するヒットとなった1964年6月リリースの6thシングルです。それまでのシングルはチャック・ベリーなどのカバーばかり-この曲と同時リリースのCarol、It's All Over Nowもカバー曲-でしたがようやく初の自作オリジナル曲が出ました。当時主流だったビシバシのマージ―ビートではなく、ちょっと一息ついたポップさ加減で安心できますね。まさに折に触れて"coming back"したくなる一曲です。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-06-01 01:10:01)


You Didn't Have to Be So Nice / Daydream / The Lovin' Spoonful
1965年11月リリース、全米チャート10位まで上がった2ndシングル"うれしいあの娘"です。とにかくイントロ・コーラス・アウトロに共通のリフが"嬉しい"ほど好きですね。歌詞の解釈はTHE GRASS ROOTSによるカバーの方でグダグダ述べていますのでそちらを。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-05-31 02:37:13)