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Running With the Dogs (失恋船長)


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Running With the Dogs

英国産の若きHM/HRバンドが2014年にリリースした2nd。一聴して耳に飛び込んでくるのはAC/DC直系のリフワーク、そして80年代風のキャッチーなロックサウンドにまぶされた、英国らしいクラシックな音色、アコギを生かした⑧あたりに顕著に表れているでしょう。美しいハーモニーを生かしたコーラスワークも壮大だし、全編に渡るメリハリの効いた構成とダイナミックなロックサウンドが醸し出すグルーブに往年の匂いを嗅ぎつつ、旧態然とした温故知新に頼るだけではない、瑞々しいサウンドには今の風をおもっいきり浴びる事が出来るので、老若男女問わず鮮明にそして新鮮に耳に届くでしょうね。個人的にはブルージーな渋みをましたナンバーや、艶やかで粘り腰のリズムワークに惹き寄せられました。こういう風格漂う楽曲の導入にはプロデューサーでもあり、ドラマーのダーニ・マンズワースの父親でもある元MOREのギタリストでも知られるローリー・マンズワースの影響もあるのかなと想像しながら楽しんでいますね。嫌みのないワイルドなロックサウンドを聴き猛暑の到来に備えますよ。

失恋船長 ★★★ (2015-07-06 13:05:18)