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THE DEVILS CUT (2013年)
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THE DEVILS CUT
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解説 - THE DEVILS CUT
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1. 帰ってきたクーカイ ★★★ (2013-08-21 18:59:20)

 ご祝儀で三ツ星(本当は2ツ星半くらいかな、と)。
 ENFORCERも3rdまで付きあっているので、このバンドの3枚目も聴かなきゃならんだろう。
 内容は、疑いなく現時点での最高傑作である。個人的には、1stが78点、2ndは70点、そして本作は85点くらいは進呈したい気分である。
 新Vo.はロニー・ジェイムズ・ディオの従兄弟らしいのだが、この男がかなり良い。前任の、あの出たり入ったりと忙しかったワイアットは、どことなく素人くさい歌いまわしが今一つだったが、新Vo.の存在感はすでにメジャー級だ。
 その男の名はジョセフ・マイケル。太い低音から、紙を引き裂くような高音まで、自在に操る。上手い。ワイアットが消えてくれて良かった。
 それに、新加入のG.二人も良い仕事をしている。ツインリード、速弾き、前作で物足りなかった要素が、今回はテンコ盛りだ。
 まぁ、あえて苦言を呈すれば、本作の収録曲は、ジョン・レオンがほぼ一人で書いているので、良い曲もある(そして他の曲もおおむね、「おっ!良いじゃないの?!」と興味深く聴ける)のだが、やはり一定の限界を超えられていないように感じる。
 次作が、勝負だ。本作と同じメンバーでライヴをガッツリやって、観客のリアクションから是非多くのことを学び取って欲しい。我々リスナーが何を望んでいるのかを。
 このバンドはまだまだこんなものじゃあないと思う。4thが今からとても楽しみだ。
 あ、そうそう。悪いんだが、紫を基調とするアートワークデザインは、正直下品だ。高貴な色はとても扱いが難しいのだ(しかも今回はよりによって+蛍光グリーン)。次作からは色遣いを変えて欲しいな。

 も一つ忘れてた。ボーナストラックはZeppの「移民の歌」。これの完コピ。それだけでもジョセフの実力のほどがわかろうというもので。 



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