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Can't You Stay (remixed) / One of a Kind (火薬バカ一代)
One of a Kind (火薬バカ一代)
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Can't You Stay (remixed) / One of a Kind
トーン・ノーラムのデビュー・シングル曲でもあった
大ヒット・バラード(本国チャートでは最高第2位)
プロデュース並びに作曲はEUROPEのジョーイ・テンペストが担当。
のみならずバックアップVoとしても目立ちまくっていて
ほぼトーン嬢とのデュエット状態。
というか兄貴のジョン・ノーラムもイントロからGで
耳惹きまくりなので、この3人が主役の楽曲と言えるかもしれません。

火薬バカ一代 ★★★ (2017-09-05 23:40:41)


One of a Kind

ジョン・ノーラムの妹御、トーン・ノーラム(Vo)が’86年に発表し、スウェーデンのアルバム・チャートでは最高第5位に食い込むヒットとなったデビュー作。
その関係でか、兄ジョンが7曲でGソロを客演。また元カレだったとも聞くジョーイ・テンペストが、プロデュースと作曲及びコーラス役でバックアップ。更にはイアン・ホーグランド&ミック・ミカエリがサポート・メンバーとしてレコーディングに参加(ミックは楽曲提供も)する等、要は当時人気絶頂だったEUROPEが彼女のデビューに花を添えるべく全面協力しているわけで、そりゃあこれなら売れないわけがない。
BURRN!!誌レビューじゃ酒井前編集長に「兄の七光りアルバム」と酷評され20点台を付けられていて、個人的にも初めて聴いた時の感想は「あまりにソフト過ぎる」「毒にも薬にもならないハードポップ作品」と、芳しいものではありませんでしたが、その後再発を契機に改めて聴き直してみたら、いや普通に良い出来栄えじゃんか、と。毒にも薬にもならないのなら、甘くて美味しいスイーツとして楽しめばいいだけのこと。
特にアルバムに先駆けてリリースされ、本国のシングル・チャート最高第2位にランクインした大ヒット・バラード⑩や、しなやかなシンセを纏って明るく弾む④(最高第13位)を始め、北欧らしい透明感、洗練されたアレンジとキャッチーなメロディ、それにひたむきさが迸るようなトーン嬢のキュートな歌声に彩られたサウンドは、ビッグ・セールスを記録したのも納得の質の高さ。『THE FINAL COUNTDOWN』を思いっきりポップ方向へ振り切ったような音…と聞いて食指が動く方になら、自信を持ってお薦めできる1枚かと。

火薬バカ一代 ★★ (2017-09-05 00:25:01)


This Time...

お兄さんもお世話になっているパー・ブロム以外にも複数のプロデューサーが名を連ねるトーン・ノーラムの2nd。北欧産哀メロハードポップナンバーの①では我らがインギーがソロで客演、早速北欧人脈を駆使していますが、今作の主役は完全に彼女であり、前作のような兄弟愛溢れるゲスト参加で話題をさらったのでない、確実に中身で勝負が出来る力作。北欧ならではの糖度も高い哀愁のメロディが映えるハードポップナンバーを主軸に多彩な楽曲を難なく歌いこなし、彼女の成長具合が最大の聴きどころでしょう。④はパット・ベネターやロビン・ベックなど複数のアーティストが歌っているので聴き比べるのも楽しみの一つでしょうね。哀愁のメロディを盛り込んだキャッチーな⑥などアルバムの方向性を示唆するナンバーでタイトルトラックに相応しい出来栄え、トミー・ニルソンとデュエットした⑤もムード満点、女性シンガーあるあるなJefferson Airplaneのカヴァー⑩も漏れなく収録(この曲いろんなヴァージョンあるでぇ)そしてラストはしっとりとバラードで〆てくれます。
アルバム全般的に包まれるロマンティックかつ華やかでコマーシャル性を重視した北欧オーロラサウンド(甘ったるくならぬようハードなビターテイストも加わってます)お国柄のなせる技が泣かせるんですよ。お得意のメロウな奴に泣かされるんですよね。いくつになっても甘えん坊な気分になりますよ。そんな北欧サウンドが大好きな人なら手を出して損はしないでしょうね。

失恋船長 ★★★ (2017-02-27 13:39:16)


One of a Kind

ヨーロッパのギタリスト、ジョン・ノーラムの妹である、トーン・ノーラムが1986年にリリースした1st。プロデュースにジョーイ・テンペスト、ギターはジョン・ノーラムが全面参加、ドラムはイアン・ホーグランドのヨーロッパ組が全面バックアップのもとに制作された作品で、軽やかなキーボードも踊るヨーロッパ風の北欧テイスト満載のAOR系ハードポップサウンドを嫌みなく聴かせてくれ、ハードさは薄目ですが透明感のある爽快なメロディが聴けるので、その手のマニアには堪らないものがあるでしょう。健気でキュートな歌声も、この手の曲にマッチしており、けして足を引っ張るような事は御座いませんので安心して手を出せるでしょう。ジョンのギターも熱いし、ジョーイが歌いだしそうな佳曲が目白押しですからね。

失恋船長 ★★★ (2014-10-21 14:33:18)