HM/HR、プログレの枠を超えた名曲だ。展開を覚えるまでが大変だが、そうでなくとも「すごい曲だな」というのが分かるテクニカルな面はもちろん、メロディ、ドラマチックさなど、無駄がなく4ピースでできるものの限界に挑んでいる。 DTはフルオーケストラを入れた曲がないが。下手に入れても安っぽくなるだけだ。しかし、もし入れたらXの「Art of life」に匹敵する、いや、それ以上の作品になるであろう。
「季節の移り変わり」をそのまま楽曲にしたような曲です。 確かに長さを感じさせてくれません。 個人的には"The Crimson Sunrise"の劇的な夜明けの部分が好きですね。 Live Scenes from New YorkでLTEの"When the Water Breaks"のフレーズが入ってきて面白いです。
Xの"ART OF LIFE"でも思うのだが、1曲をこれぐらいの長さにすること自体、作り手の覚悟は大きいはず。そして、時間を感じさせない展開こそが、必要なわけで、どんなにかっこいいパートがあっても、一部のつまらないパートがあれば、評価は半減以下になるだろう。 この曲は、全編を通して、凄まじい緊張を保っていて、DTなら当然のパーフェクトな出来ばえだ。たまに中古屋で見かけるが、何故売る人がいるのか理解に苦しむ。
聴き始めた当時、結構プログレに慣れてきた。なんて思っていたけど、この曲は非常に厄介だった。今では大好きな曲のひとつだが。 一言で言うと、実に壮大な曲。息をつかせる暇もなく、曲調を変化させてゆく。あまりの素晴らしさにため息をついていると、その隙に曲が終わってしまうだろう。そしてリスナーにリピートボタンを押させる。この曲を聴いた人はみんな、そうやって深みにはまってゆくと思う。 Ⅰ.The Crimson Sunrise ☆☆ インスト。壮大だ。長い23分の曲のイントロとして申し分なしの素晴らしさ。名曲です。およそ4分半。 Ⅱ.Innocence ☆☆☆ サビのコーラスが印象的なバラード。ラブリエの、透明感のあるVoが最高に綺麗。彼の歌唱を、このⅡだけで堪能できるかもしれない。 Ⅲ.Carpe Diem ☆ アコースティックな曲だ。後半はややハード。このあたりのベースがカッコいい。 Ⅳ.Darkest Of Winter ☆ テクニカルなインスト。前半はちょっと退屈。それでも後半には悶絶。良すぎ。…すごく長い。 Ⅴ.Another World ☆☆☆ これこれ!私はこれにやられた。ラブリエのVoの切ないこと、悲しいこと、メロディの素晴らしいこと。良質なバラードだ。中盤でぺトルーシのとてつもないギターソロが入ります。実に見事だ。 Ⅵ.The Inevitable Summer ☆☆☆ インスト。前半はちょっとだれる。後半は唯一の疾走。ガリガリのへヴィなギターリフと、美しいキーボードソロの見事なコラボレーション。この曲のクライマックスである。死ぬほどカッコいい!! Ⅶ.The Crimson Sunset ☆☆☆ グランドフィナーレだ。名曲、"Hollow Years"に勝るとも劣らない最高のメロディ。コーラスもいい。☆が四つでも少ないくらい。 ちなみに、歌詞カードに載っていないコーラスの部分は、(Gather ye rosebuds while ye may)と歌っている。「バラの蕾は摘めるうちに摘め」と言う意味。 このⅦを迎える度にいつも思う。「あ、もう終わりか」 42分の大作、"Six Degrees Of Inner Turbulence"も大好きな曲ではあるが、この曲とはまるで次元が違うと思う。 私を含めて、すぐにこの曲を理解できる人などいないはずだ。 だからこそ聴き込んで欲しい。そして、彼らの渾身の一撃を受け、心の底から感動して欲しい。 LIVE SCENES FROM NEW YORK のラストでこの曲をプレイしているが、ほぼ完璧だった。流石!すごい!しかし…三時間あまりの演奏の後にこの曲をやるとは…。ファンとしては嬉しい限りだが、あまり無理しないで欲しい。(特にラブリエ。彼は一応人間なんだから。他の四人は化け物だけど) 一生ついてゆくつもりなので。
最新作が私的に合わなかったのでDT見限ってしばらくDTは聴きたくないので、少し過去作を聴き直しての評価ですが、A Change of Seasonsは本当に素晴らしい。 発売された時に一聴して情景浮かぶ大曲の素晴らしさに1年ぐらいずっと聴いてたのが懐かしい。改めて聴いても最高です。
23分あるのに無駄を感じさせない上に見事な起承転結や情景浮かぶ編曲で20分過ぎには聴いてて本気で感動します。近年のDTに無い哀愁と憂いを含んだメロディ、ラブリエの声も楽曲に合ってて本当に素晴らしい。 私的にはDTではLearning To Liveが至高の1曲ですが、A Change of Seasonsはそれに次ぐ名曲です。