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LIGHTS OUT (2012年)
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LIGHTS OUT
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解説 - LIGHTS OUT
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2013-09-13 22:47:50)

2012年発表の2nd。
着々と良いバンドを獲得するIndie Recordingsに移籍してのリリース。

前作でも一部に温かみを感じさせるような、儚いメロディを使ったパートはありましたが、今作ではその路線を大分押し進め、一般的なブラックメタルとはやや異なる、幻想的なムードも重視した、一歩進んだような作風になった感じですね。リフもシューゲイザー的とは言わないまでも、包み込むような感触がどこかに感じられるような、より音色に拘った音作りが成されているように思います。

ただ、ブラックの感性から離れたポストブラック勢と比較すると、バンドサウンドのダイナミズムも同時に重視してくれている辺りが、私好みで良いんですよね(笑)。個人的には現在のENSLAVEDの路線をちょっとだけオーソドックス寄りにしたような、プログレッシブな雰囲気を感じたり。ヴォーカルのエッジを引き伸ばすような、ガラついた叫び声なんか明らかにGrutle氏のパフォーマンスを意識してそうな感じがしますし。

前作も良質なブラックでしたが、今作も異なる路線ながら良いアルバムだと思います。ポストブラック的な感性をある程度持ちながら、ブラックメタルである事も捨てていないバランス感覚が好きですね。現在のENSLAVEDや、レーベルメイトのNETTLECARRIER辺りのバンドを好む方にお勧めです。



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