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北欧
RAM-ZET
NEUTRALIZED
(2009年)
1.
Infamia
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I Am Dirt
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3.
222
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コメント・評価
Recent 50 Comments
1.
Usher-to-the-ETHER
★★★
(2010-06-08 19:02:00)
2009年発表の4th。
変態系女性Vo入りゴシックとして、物凄く評価が高いバンドと聴いて購入。
…うん、確かにこれはぶっ飛んでますね(笑)。
カラオケの採点で、音程をミスった所に「?」マークが付くものがありますが、一つの展開が過ぎるごとに「何だ今のは!?」と聴き手の頭に引っ掛かりを残していく変態的な曲調は、それを思わせるところがあると思う(笑)。
ただ、一流のバンドとして当然の事かもしれませんが…本当にカオスな音では無くて、計算してカオスを演出しているような、確かな音楽性の高さがあるんですよね。例えば、うねるギターリフや声楽的な美声をはじめ、様々な表情を見せる女性Vo、パーカッシブで時にキャッチーにさえ聞こえるスクリームなど、各パーツはメタルとしての真っ当なかっこよさがあると思うし、ギターやキーボード、ヴァイオリンによるメロディには、EMPERORの後期や、Ihsahnのソロ作にも通じるような、狂熱に浮かされ悪夢を見ているような神秘性があると思う。そうしたメロディを奏でている時のギターのトーンも、美しくてツボを突いているんですよね…。
BURRN!の別冊では、SLIPKNOTの項目でメタルのパブリックイメージが、本来のそれより「異形性」の方向に傾きすぎているという指摘がありましたが…もしそうなら、このバンドも意外と売れる要素はあるんじゃないかと思う。一聴で「異形であること」「それを高い音楽性で表現していること」が分かるこのアルバムは、そうしたパブリックイメージからメタルに入った人にはごく魅力的に映るのでは。ただ、SLIPKNOTなどのような分かりやすい凶悪さではないし、曲展開も複雑なので、ある程度根気を持って聴く事が必要かもしれませんが。
そういう訳で、雑誌を初めとしたメディアには、「異形性」を求めてメタルを聴こうとする人のために、ブルデスなどの凶悪な音楽だけでなく、こうした音も門戸として紹介しておいて欲しいという作品。特に「異形性」を求めてプログレなどを聴いている人が、メタルに食指を伸ばすには絶好の作品なのでは。
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