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REPTILIAN (2010年)
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REPTILIAN
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解説 - REPTILIAN
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2010-05-26 19:28:00)

2010年発表の5th。
国内に入荷される前に、海外のレビューを見てみると、どうも芳しくない評価もあったので「まさかKOKが問題作を!?」と身構えましたが…順当に最近の作風の流れを汲んだ新作ですね。

前作までと比較して、リフが更にデスラッシュ寄りになったこと、シネマティックなキーボードや、ノーマルヴォイスでの歌い上げがごく自然に取り入れられている事などから、より脱アングラ・メジャー志向の図式が明確になった作品だと思います。
バンドロゴも、映画のタイトルに使われるようなフォントになってますし(笑)。

ただ、やはり作風がメジャーになっても、Obsidian C氏のギターワークと、Vyl氏の鬼神ドラムによる、エクストリーム・メタル界の至宝とも言うべきアンサンブルには些かの翳りもないですね。マジに達人同士の斬り合いって感じです。ここまで聴きやすさと、アンサンブルの凄絶さを両立させたアルバムは他にないのでは。

ただ、音質はBEHEMOTH等に携わった人がミックスをしている割には、少し重さが足りない気も。豪快なだけでなく、繊細さもあるアンサンブルを引き立てるためかもしれませんが、もう少し重くていいと思う。

おそらく、海外レビューでの批判の多さはブラックのアングライズムが、いよいよもって本格的に薄れてきたからではないかと思います。でもこの作品、曲がもうブラックの邪悪さやアングライズムを必要としていないように感じるんですよね。DIMMUやCRADLEが作風がメジャー過ぎて苦手な人には、この作品も合わない可能性も。

ただ、エクストリームメタルのかっこよさを体現した作品だと思うので、激しいのが全くダメな人以外には、全メタラーに推薦。特に最近のメタルコアなどを好んで聴いている、若いメタラーには是非聴いて欲しいです。




2. カズチン ★★ (2010-07-21 22:47:00)

「armada」からの今作まで、このバンドのアルバム3枚聴いてきて
Usherさんの仰る通り音質が若干頼りない気がしますが、
このバンドには最初からブラックメタル云々より単純なカッコよさを求めていたからか
今作の楽曲のバリエーションの広さから1番聴いてて楽しめます。
たとえメジャー志向になっていても、Usherさんと同じ感想ですが
リフワークとドラムがカッコよすぎるので、ファンは今まで通り購入しても損はしないんではないかな。
後はエクストリームメタルが好きな方なら是非。




3. hiromushi ★★ (2011-07-06 23:40:13)

超絶テクの雨・嵐と吹きすさぶ極北blackを覚悟して聴くと肩透かしを食らいそうな~、いえいえ、とうとう此処まできてしまったのか!!というのが妥当な「順調」な仕上がりに、初期よりもきっと少しはヌルくなっただろうと見当をつけつつ、聴いてみてビックリ、想像以上に容赦ないサウンドだ・・・ダウナーだ(↓↓↓)音質はもとよりプロデュース面が特に(!)素晴らしくブラックメタルの崇高さは肌で感じるレベルだし賛美的要素が局所に配置されていて決して技巧派ではない人間味のある唯一のvoを上手にカバーしているというかバックアップしつつ、凛とした悲しみの背景に苛烈極まりない猛攻で揺さぶりをかける音楽的水準の高さは沸点に近いと思う。これは正しくブラザーの血統!ブラックメタル野郎の聖典であるだろう。サティリコンよりアモルフィスが思い起こされた。   


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