1989年にフィンランドのオウルで結成されたヘヴィメタルバンド。ゴシックメタルに分類されることが多いが、その暗く冷たい音楽性によってノーザンメランコリックメタルと称されることもある。
当初の音楽性はメロディックデスメタルに属し、3rd Album「AMOK」は攻撃性ギターと慟哭的ヴォーカルが鬩ぎ合う傑作が名を連ね、完成度の高いアルバムとして一つの到達点とされ、現在でも高い評価を得ている。
4th Album「Down」でVocalがVille Laihialaに代わったことでデスヴォイスではなくなったと同時に、『自殺メタル』と称される、暗くもの悲しい叙情性を持ったゴシックメタルに方向性を変える。
7th Albumの前後から、レコーディングとライブツアーの多忙さと、メンバーのほとんどがバンド活動に意欲を感じられなくなったことなどを理由に、SENTENCEDみずからが自身に死を与えることを決定した。8th Album「The Funeral Album」をリリースし、2005年10月1日に地元オウルでのライブをもって解散した。
解散時のメンバー
Ville Laihiala – vocals (1996-2005)
Miika Tenkula (deceased) – guitar (1989-2005), vocals (1989-1992)メインソングライター。遺伝性心臓病による発作により2009年2月18日死去。
Sami Lopakka – guitar (1989-2005)
Sami Kukkohovi – bass (1996-2005)
Vesa Ranta – drums (1989-2005)
2. こうじ ★★ (2002-08-24 20:44:00)
ゴシックだとは思わないし、へヴィロックじゃつまらない。
究極の北欧メタルであり、もはやブルースの域に達していると思う。
彼らは、こう言っちゃなんだが絶望を「楽しんでいる」。絶望や憂鬱を表現する
事が、生きがいになっているんじゃないだろうか。
ゴシックと違うのは、ゴシックは絶望を耽美的だったり虚無的なメロディにする。
彼らは、絶望を楽しみつつ、少し斜に構えながらも徹底的に泣きまくる。
彼らの泣きは、本物の魂の叫びだ。心臓を鷲掴みにするかのように冷たく哀しい。
しかし、そこはかとなく人間味というか不思議な温かみもある。それはヴォーカル
の歌い方や声質と、男臭いニヒリズムによるものだろうか。それでブルースなどと
呼びたくなってしまう。
彼らの曲でギターソロは目立って泣きまくるが、個人的に好きなのがアルペジオ。
こちらは心臓を愛撫するかのように美しくやさしい。アルペジオですらここまで
聴かせるか!とため息が出る。
彼らが、「自殺を歌うことがセラピーだ」と言うなら、
俺は「彼らを観るという夢があるから生きていられる」と言いたい。
3. ヴィレ ★★ (2003-01-04 23:53:00)
映像は野外ステージでのライヴでした。 ※「FROZEN」発売直後の事です。
それからまもなく、初めてのCD「DOWN」を聴きました。
激情と寂寥それに、破滅的などうしようもない感情を表現するこんなバンドがあったんだ!何て凄いと思いました。
その後すべてのアルバムを買い揃え、おまけにメロデス・ゴシック系に迄、はまってしまいました。
あの番組で出会ってなかったら、今ごろはメタル離れしている筈です。
それまでは、正統派・様式美・シンフォニックメタル等を聴いていました。
いまだに残念に思うのは、その映像を録画してなかった事です。・・・それからはいつでも録画出来るようスタンバイしてます。だけど最近特に、BSデジタルTV等も含めて、HM/HR番組が皆無に等しい。
4. アメンボ ★★ (2003-02-06 16:05:00)
まってろよぉぉぉぉ~~~、センテンストぉぉぉぉぉ!!!!!!!
17. karuha ★★ (2003-03-24 14:44:00)
「どうしてもっと早く聴かなかったんだろう」と
自己嫌悪になるほどシビレました。
とりあえず今から一枚購入してきます。
それから曲に発言しようと思います。
久しぶりにヤラレました!!
22. HIGASHI ★★ (2003-05-11 22:33:00)
先日、“COLD WHITE LIGHT"で初めて彼らの音楽、世界観に触れました。それ以来というもの、不思議とこの作品を聴き終えると、石川啄木の「一握の砂・悲しき玩具」を読み返したくなるんですねぇ。
なぜだろうと自分なりに考えてみると、どうやら両者の持っている感性は言語は違えど、実は同じなのではないか、っと思うのです。
雪の降る北国に育ち、常に死に対し現実のものとして対峙する中、苦悩して生き、それを作品の中に悲しく儚く映し出すあたりは実によく似ている。
SENTENCEDの世界はこのサイトを見ている人の方が僕より詳しいと思うので、逆に以下の啄木のこんな作品を詠んでみて、何か感じるものはないだろうか?
死ぬばかり我が酔ふををまちて
いろいろの
かなしきことを囁きし人
いま、夢に閑古鳥を聞けり。
閑古鳥を忘れざりしが
かなしくあるかな
SENTENCEDのこの作品の最後に入っている鳥の鳴き声は啄木が死を前にして見た夢に出てきた閑古鳥の鳴き声に似ているのではないだろうか?
音楽と文学、フィンランドと日本、出てくる形は違えども慟哭は共鳴する・・・・
60. 某 ★★ (2004-08-19 16:52:00)
こんなすばらしいバンドがあったなんて、もっと早くに気付くべきだったなあ…ただよう哀愁が尋常じゃない。
62. ボドムっ子 ★★ (2004-09-25 12:36:00)
やっぱりギターヘッズで曲はKILLING ME~なんでしょうか?
73. ソナタ ★★ (2005-02-05 10:50:00)
活動休止…?
74. SIRENIA ★★ (2005-02-05 11:36:00)
これほどのメランコリックな楽曲を作曲してくれるバンドいないのに・・・
75. ドクトル・メタル ★★ (2005-02-06 00:49:00)
80. sizuku ★★ (2005-02-23 22:00:00)
・・・っじゃない。違う違う。俺はSENTENCEDを聴くと希望が持てる・・・。
加害者さんも言っているように、そうなんだよ。まあ人によるけど。
疲れてる時でも、SENTENCEDは聴ける。いつだって聴ける。
ラストアルバム、素晴らしい予感。
88. お宝発見隊長 ★★ (2005-05-01 13:38:00)
最高傑作の予感。
108. しすか ★★ (2005-07-23 04:43:00)
買いに行かなきゃ!!
111. かづき ★★ (2005-07-27 23:53:00)
気が付かなかったのですが、確かめてみて呆然としました。
ここまで徹底する辺りに、僅かな期待も許さないような強い決意を感じてしまって…
本当に辛いですね…涙。
129. ラスカル ★★ (2006-02-02 00:33:00)
でも、いい曲多すぎて明日になるとまた違うかもしれないですけど!!!!