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AGGRAVATION OF MIND (2006年)
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AGGRAVATION OF MIND
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解説 - AGGRAVATION OF MIND
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2009-12-29 23:36:00)

2006年発表の1st。

路線としては、飛ばすところは飛ばし、抑えるべきところは抑えた、高品質なメロブラ。キーボード不使用を掲げてはいるものの、高音のトレモロをキーボードに見立てたようなアレンジも一部では見られ、全体的にかなりメロディアス。
…なんですが、そのメロディが怨念が篭もったように邪悪極まりないのが大きな特徴。「人類を滅ぼす疫病が現れる事を願って、このメロディをしたためました」みたいな雰囲気がありますね(笑)。遠くに向かい苦しみを吐き出すようなヴォーカルも、どこか病気じみてます。4曲目、「我は選ばれし者」ってそんなに厭そうに叫ばなくても…(笑)。

…よく、NAGLFARやDISSECTIONを聴いて、「メロデスとメロブラの違いが分からない」という人がいますが、これはもうメロディだけで「ブラックメタル」であることが分かると思う。個人的には、泣きメロは泣きメロでも、いかにも「男泣き」的なアッパーなものより、こういう怨霊の啜り泣きが聴こえてくるような、ダウナーで湿ったものの方が好きですね。このバンドの書くメロディ、かなりツボです。

音質はノイズ成分多めなものの、迫力があり悪くないし、ファストパートでの飛ばし具合も素晴らしく、メロディもパートによっては濃すぎるくらいで、質は非常に高いと思う。暗黒系に理解のあるメロデスファンが聴いても楽しめるかと。このバンドは1349やURGEHALのメンバーが絡んでいる事もあり、ブラック好きの間ではそこそこ知名度があるみたいですが…こういう中堅どころのバンドの方が、「いかにもブラック」な音出してるケースが多い気がする。



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