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HET ZICHT VAN DE DOOD (2008年)
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HET ZICHT VAN DE DOOD
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解説 - HET ZICHT VAN DE DOOD
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2009-06-28 18:48:00)

2008年発表の1st。

これまた素晴らしいバンドがメロブラ界に現れましたね…1stにして、このジャンルのクラシックな名盤と比べても遜色無い魅力のあるアルバムだと思います。私は一聴きで惹き込まれてしまいました。

…基本的にはDISSECTIONやNAGLFARの影響下にありそうな北欧的な寒々しいトレモロリフを軸にドラマ性たっぷりに展開していくメロブラですが、時折アコギやヴァイオリンなどによるペイガン的なメロディを挟むのが特徴。元々質の高いメロブラなんですが、これによって更に展開にメリハリが付き、曲の魅力を増しているように思います。

例えるなら、初期SATYRICONに通じる世界観を、メロデス並みのポピュラリティを持ってやっている感じでしょうか。メロデス・メロブラ的な聴きやすさがありながら、ブラストや2ビート疾走とトレモロを組み合わせ、ブラックらしい禍々しい陶酔感を演出するパートが多いのも素晴らしい。音質も辺境っぽさやチープさはなく、普通にメジャークラスの音で音量も丁度良いし、文句を付けるとしたらエンディング部分(かなり長い無音を挿入してる)の野暮ったさくらいでしょうか。

ブラック、メロデス、ペイガン、哀メロ好きなどかなり幅広い好みに対応できそうな、非常に質の高いアルバム。こうした縛りの多いジャンルにありがちな、音自体の質は高いけど曲が金太郎飴ということにもなってないですし、名盤指定してもいいのでは。私はDISK UNIONでコメントに惹かれて購入しましたが、こういう良質なバンドを発掘した店員の方はかなりの慧眼だと思います。まだそこまで話題になってるというわけでもないのに…やっぱプロは違うぜ(笑)。

発売から結構経ってしまいましたが、皆さんもツバ付けとくなら今のうちかもしれませんよ(笑)。



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