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FUEL TO THE FIRE (????年)
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FUEL TO THE FIRE
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解説 - FUEL TO THE FIRE
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1. 失恋船長 ★★★ (2022-03-20 13:17:13)

2006年にリリースされたリメイクベストアルバム。往年の名曲から最近のモノまでパッケージ。シンガーのチャーリー・ハーンがいないのは残念だが、ギターチームは黄金期のトミー・ニュートンとハーマン・フランクの二人、阿吽の呼吸から繰り出されるツインギターはダイナミック、屈強なリフワークは勿論、ソロでも華麗なプレイで魅了。質実剛健な本格的ハードサウンドにピッタリです。
リズム隊も生き字引となるベースのファーゴ・ピーター・クノールンは健在、ドラムはフリッツ・ランドウという黄金期を支えた二人、抜群のコンビネーションから生み出されるグルーブは心地良く鳴り響き盤石と態勢で後方支援をしています。
シンガーである、ジョティ・パルカルディスも違和感は全くなく、ハスキーな高温を生かしタフでワイルドなヴィクトリーサウンドのフロントマンとしての重責を見事に果たしていますね。
生まれ変わったというよりは、現代のテクノロジーで復活した過去の名曲群、個人的にそこまで熱心に聴いたバンドではないので、思い出せない曲もあったり、新曲もあるのだが、そんな細かい事を気にしないで楽しめる、クラシックロックの美点が詰まっています。
ドイツ人らしい生真面目さ、豪快なノリはダイナミックだが、キャッチーさも存分に練り込まれているので試聴感は抜群に良いかと思います。AC/DCみたいなもんは苦手だという方にはすすめませんが、古典となるロックな響きを体中で浴びたいマニアならば、大いに楽しめるでしょう。やはりテンポアップした曲が多く、ライブ映えする楽曲が小気味よく流れてくるの選曲の良さも今作の魅力。ベストアルバム的な側面があるので、尚更、手が出やすいでしょう。
売れた実績の無いバンドは再発が難しいからねぇ。コンプするのが難しいアーティストだけに、尚更でしょうよ。



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