...and a Caravan of Weird Figures という副題つき。 現時点での最新作らしい。 『The Scythe』でメタル色を強めた反動か、アコースティック・アルバムとなっている。 だが、それでまったりフォークになるかというとそうでもなく、実質一曲目の、 四葉のクローバーを探す「Another Awful Hobs Tale」では気持ちよく疾走してくれるし、 「Heaven is a Place on Earth」(カヴァー?)ではエレキG.もしっかり味付けしている。 ついでに歌詞の方は、ダークに染まった大鎌に比べると、随分と牧歌的になっている。 ここまでくるとメタル・バンドの作品ではないが、そこに拘らないのなら良作。 こうして聴くと、「Moonchariot」のような『Wyrd』期のフィーリングを全く失っていない 印象が強くてありがたい。 「The Wanderer」「The Winter Wake」のアコースティック・バージョンも収録、 ヨーロッパ版の限定仕様では「My Little Moon」が追加収録。