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BINOCULAR (2008年)
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BINOCULAR
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解説 - BINOCULAR
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2008-08-03 07:11:00)

2008年発表の5th。
Monikaが脱退してどうなるかと思いましたが、新作出してくれてちょっと安心。
でもこの作品の第一印象は、「え…これがATROX…?」でした(笑)。
サンプリングやスポークンワード、SEなどを多用しながらフューチャリスティックで
捻くれてて、頽廃的な風景を演出する作風はバンドサウンドで聴かせるスタイルながら
MANESの3rd辺りと共通する世界観を持っているように思います。
…っていうか、「ATROXの新作」というより、「MANESが2nd以降の感性をキープしつつ、
再びバンドサウンドに戻ってリリースした作品」と言った方が信じられやすそうな音ですね。
今までの軟体生物が触手を蠢かせるみたいなアンサンブルが続くようなスタイルに比べると、
今作はアヴァンギャルドで頽廃的な要素は残しておきつつ、展開がかなり明確になり、
取っ付きやすくなった感じ。意外にもヴォーカルラインが結構キャッチーだったりします。
1曲目から「ペプシコーラ」に聞こえるフレーズを連呼してて嫌でも印象に残る(笑)。
その歌メロを歌うヴォーカルはRune Folgeroという男性が担当してますが、ゴシックに
良くありそうな中音域の歌唱で、前任者のようなバンドの音自体を唯一無二のものにしてしまう
ような個性こそないものの、曲の奇妙なテイストを壊すことなくキャッチーに仕立てていて
悪くはないと思います。
メインのソングライター自体は変わってない筈なのに、こんなに変わるとは思いませんでした。
ほぼ別物なので今までの音楽性を期待する方には勧められないかもしれませんが、近年の
MANESやTHE 3RD AND THE MORTALが好きで、ああいう世界観をバンドサウンドで味わって
みたい方にはかなりお勧めです。



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