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THE SWITCH TO TURN OFF MANKIND (2007年)
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THE SWITCH TO TURN OFF MANKIND
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解説 - THE SWITCH TO TURN OFF MANKIND
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2008-06-25 19:42:00)

2007年発表の2nd。

メンバーが明らかにノルウェジアン・ブラック人脈だったり、あのカルトバンドMYSTICUMとスプリットを出したりしてますが、音楽的にはアジり系のヴォーカルといい、刻み中心のギターリフといい、BPMや体感速度よりもダーティに聴こえる事を重視したテンポの選択といい、ブラックメタルというよりもサタニックなスラッシュメタルという感触ですね。ヴォーカルの声はCARPATHIAN FORESTのNattefrostがたまにやる高音で煽るような歌い方に似てるかも。

…今でこそブラックメタルのシーンも成熟してきて、例えばトレモロリフのメロウさや、ギターノイズを利用した音質・音響操作、ブラストを多用した圧倒的ブルータリティ、壮絶・壮麗なオーケストレーションなどサタニック・アンダーグラウンドな雰囲気を出すのに様々な手法が開発されてますが、黎明期のブラックってバンドサウンドのダーティさをそのままイーヴルな雰囲気に転換するバンドが多かったように思うんですよね。そうした意味で、この作品は2007年発表ながら黎明期ブラックに近い雰囲気があるかもしれません。タイプ的にAURA NOIRにも近い感じがしますが、こっちの方が音が整っててストレートにかっこよさ、禍々しさを伝えてると思います。逆にダーティさでは向こうに軍配が上がりそうですが。

殆どスラッシュメタルですが、刻みの中に織り込まれるメロディにはブラック的なサタニックな雰囲気があるので、ブラックメタラーにもお勧め出来るアルバムだと思います。26分間、かっこよく禍々しくダーティなスラッシュリフがダレることなく詰め込まれた好盤です。



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