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OATH BOUND (2006年)
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OATH BOUND
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解説 - OATH BOUND
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 死暗 ★★ (2007-02-26 03:20:00)

Summoningはこのアルバムが初体験だったのですが、かなり良いですね。
いわゆるエピック系のシンフォニックブラックでして、ブラックとしては比較的音質は良く
シンセがかなり前に出てます。派手に装飾し過ぎたシンフォニックって私はあんまり好きでは
ないんですけど、聴かせてくれる曲が多いので問題無いです。
シンセや笛の音色が心地良いです。曲調はスローテンポが目立ってゆったりとした空気。
Voは典型的ながなり声ですがこれがまた格好良いんです。
そしてメロディが素晴しい。シンセのメロディを主として進行するのですが、
そのメロが全編渡って良いのでアルバムのハイライトは全部と言って過言で無いです。
哀愁伴うエピック系のメロが炸裂するのがツボ。そしてディストーションギターが
トレモロ等を駆使してシンセを支えております。しかしシンセとギターの音分離は良いです。
アルバム全部で約1時間10分と長いですがこの雰囲気にはなかなか没頭してしまいます。
シンフォ好きな方にはもちろんですけど、それ以外の方にも必聴と言って差し支えない作品です。
ジャケットを見て惹かれた方は買って損は無いと思います。



2. enigma ★★ (2008-11-08 23:23:00)

オーストリアのブラックメタラーとしては、もはやベテランの域にあるサモニングの6thアルバム。
Protector、Sileniusの二人のみで、セッションプレイヤーを雇うこともなく音を奏で続ける準・孤独ブラック。
厭世・哀愁・鬱・荘厳・攻撃性と、ブラックメタルを支える5大要素をしっかりと押さえつつ、
「ロード・オブ・ザ・リング(のダーク・サイド)」の世界観を巧みに表現しており、数多の
アンビエント・ブラックともまた一線を画す。
3rdアルバムあたりからは音楽性が変わっていないが、やはりおすすめしたいのはこの「OATH BOUND」である。
さらに冷たさを増したシンセの音色、ヴァイキングメタル等でおなじみの角笛や横笛、
適度にくぐもった雰囲気の中で唸り叫ぶオークの歌声。
そして前作よりもへヴィで前面に出た、哀愁ただようディストーションギター。
これらが、先述の5大要素を表現できているのが素晴らしい。
日本盤は今のところ発売されておらず、入手困難なバンドだが、もし発見したら手に入れて失敗のない名盤である。


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