これまで製作したPVを収録した'06年発売のDVD作品。 METALLICAの場合、バンドの人気が絶頂期を迎えてからPVを作り始めているため、どのPVも金がかかっていて見るものをあきさせない。 映画「ジョニーは戦場へ行った」を取り込んだPVの傑作「ONE」、ストロボ映像が印象的な名監督ウェイン・アイシャムによる「ENTER SANDMAN」、モノクロ映像が楽曲に見事にマッチした「THE UNFORGIVEN」、ブラック・アルバム製作スタジオの模様を捉えた「NOTHING ELSE MATTERS」、ツアーのステージ・セットの全貌が明らかになる「WHEREVER I MAY ROAM」、ライヴにおける熱気が伝わる「SAD BUT TRUE」、前衛芸術的なゴシック感が漂う「UNTIL IT SLEEPS」、メンバーのクイズ回答者やガンマンに扮した演技に驚かされた「HERO OF THE DAY」、最後に映像の裏方をバラすオチのついた「MAMA SAID」、大雪山での演奏映像がクールな「KING NOTHING」、メンバーが360度回転しながら演奏する見事な映像の「THE MEMORY REMAINS」、前作のストーリーを見事に踏襲した「THE UNFORGIVEN Ⅱ」、カー・レースのスピード感が曲と絶妙にマッチした「FUEL」、ストリッパーの悲しき人生を題材にした「TURN THE PAGE」、ロックの世界におけるパーティーの模様をパロった「WHISKEY IN THE JAR」、マイケル・ケイメン指揮によるオーケストラとの競演曲「NO LEAF CLOVER」、映画並みのスリリングな映像を駆使した「M.I:Ⅱ」のサントラ曲「I DISAPPEAR」、サン・クエンティン収容所内の囚人達を前に演奏された「ST.ANGER」、迫力の映像と熱い演奏シーンを織り交ぜた「FRANTIC」、退廃的な映像の「THE UNNAMED FEELING」、同名映画におけるメンバー内の緊張関係を捉えた「SOME KIND OF MONSTER」のほか、ボーナス映像として「ONE」のPVとその制作秘話を収録した'89年発表のにVHS作品「2 OF ONE」と「THE UNFORGIVEN」のストーリー映像、映画「SOME KIND OF MONSTER」の予告ビデオを収録。 ファンならずとも一見の価値あり。