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SPARTAN WARRIOR (1984年)
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SPARTAN WARRIOR
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解説 - SPARTAN WARRIOR
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1. 失恋船長 ★★★ (2018-05-24 13:26:03)

デビュー作から一年後、Roadrunner Recordsとの契約を勝ち取りワールドワイドな形でリリースされた2nd。ちなみに国内盤もリリースされています。時期も時期だけに苦戦は想像できたが、前作にあったマイナー臭を取り払う事に成功。音質も良くなり分離の悪かった前作のモヤモヤ感を薄める事に成功している。叙情性の高いメロディックなミドルナンバー①でスタート、②ではらしい疾走ナンバーを披露、③はスローな出だしから始まるホットでブルージーなナンバーと、このバンドの魅力となるメロディセンスとロックな精神性を見事に描いており、直線的な攻撃性は減ったが、確実に進歩を遂げる音楽的成熟度を楽しめるかが最大のポイントでしょう。
日本一権威ある商業誌の評価は恐ろしいほど低く、その影響は間違いなくあり、当時は全く話題に上ることなどなかった。個人的には、このガイコツジャケの退廃的なムードに引き寄せられ購入。手にしたのが86年だったから、このむせかえるNWOBHM臭に肝を引きましたよ。なんたって若い頃は、速くて分かりやすいもんが大好物でしたから。もう固定観念にとりつかれていましたね。
でも早い段階でNWOBHMの本質的なバンドに触れる事が出来たのは後の人生観に大きく影響を与える事になったのだから、出会いは重要だと思います。ワタクシもパッケージ商品を買わなくなったからねぇ。ジャケ買いとかしばらくしてないもんなぁ。手軽さは良い事も多いが、素敵な出会いは確実に減りましたね。難しい問題だ。

湿り気のあるメロディと洗練されたバンドサウンド、マイナー臭は減退したが、アンサンブルの充実度は間違いなく今作の方が上、ツインギターもツボを押さえたアレンジで牽引、また歌い手もこなれており、前作よりも全てがパワーアップした。速さを求めるか、質の高さを求めるかで評価も分かれるが、この音はどっちつかずではない、煮え切らないのが英国なのであると言う事を如実に物語っています



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