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RISING OUT OF THE ASHES (2002年)
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RISING OUT OF THE ASHES
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解説 - RISING OUT OF THE ASHES
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Recent 50 Comments



1. ガイアナ ★★ (2006-10-05 02:03:00)

2002年、WARLORDの再結成アルバム。
何と3代目ダミアン・キングはHAMMERFALLのヨアキム・カンスでした。
私は恥ずかしいことにHAMMERFALLの作品は現時点で一枚も持ってませんが、彼の歌唱が毎度非難の対象になってることは、雑誌等で何度か目にして知っていました。
しかし本作を聴いた限りでは、全然悪くないどころかWARLORDのダークでうら悲しい世界にぴったりで、むしろ好感を抱きましたね。
楽曲は初期の未発表曲等らしい。過去の名曲もリメイクしていますが、それが際立って感じられないほど、未発表曲の出来が素晴らしい。
要であるところのドラムの音が多少ダサくなっているのは悲しいものの、プレイ自体は悪くない。
もう一つの要であるヨーロッパの大地が見えてきそうな、伸びやかなギターの調べは相変わらず健在。
捨て曲なし。BEST OF WARLORDで感動した人はこっちも必携でしょう。
推薦度:★★★☆




2. 火薬バカ一代 ★★★ (2015-07-26 23:50:26)

WARLORDが実に20年ぶりに発表した復活作。
今でこそベテランの復活作と言えば、自身の個性をしっかりと認識した会心作であることが殆どですが、この頃はまだ「俺達ゃ現役バンド!」とのプライドから、似合わぬ流行要素に手を出しては頓珍漢な内容に仕上げてしまいリスナーの失笑を買うケースが多々ありました。
なので「USカルト・メタル・レジェンドの彼らとてひょっとしたら・・・」との憂慮も少なからずあったわけですが、そうしたネガティブ思考は、暗くて湿気っててドラマティックなOPナンバー①を聴き終えた瞬間、綺麗サッパリと払拭されましたね。全然変わってねぇなぁ!と。
殊に、デストロイヤーことウィリアム・J・ツァミス(G)によって紡ぎ出される、しみったれた泣きメロがとにかく琴線に触れまくりで・・・と書くと、褒めてんだか貶してんだかよう分かりませんが、勿論褒めてます。この泣きメロの絶妙なシケシケ/クサクサさ加減こそがWARLORDの証。代表曲④や③⑤、それにPRAYING MANTISを思わす哀愁に悶絶な名曲⑩等は彼らの真骨頂。
そもそも本作は活動初期のレパートリーや、EP『悪魔の洗礼』収録曲のリメイク(あと別プロジェクト用に書かれた楽曲)から構成されているので、音楽性のブレがないのも当然っちゃ当然の話なんすが、それだけではなく、新ダミアン・キング役を担う等、WARLORD復活に多大なる貢献を果たしたヨアキム・カンス(HAMMERFALL)のバンドに対するリスペクト溢れる姿勢も、こうした作風に仕上がった要素として結構大きかったのでは?と個人的には推察する次第。声質的にも、適度なソフトさ加減が歴代ダミアン・キングの系譜に連なる感じで非常にグーですよ。
万人受けするには少々マニアックな内容ではありますが、ファンなら押さえておいて損はない作品ではないかと。



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