2001年発表7thアルバム。KeyヘルプでBAL-SAGOTHのJonny Maudlinが参加。 5th、6thアルバムは持っておらず、このバンドのCDを購入したのは4th「LIKE GODS OF THE SUN」以来10年振りなんですが、いや、驚きました。「懐かしい」どころじゃないです。 1st収録曲をリメイクしてるから「それなりに原点回帰してるんだろう」と思ってましたが・・・何と、リメイク曲が何一つ違和感なくアルバムに溶け込んでおり、つまり、音楽性は何だか1stっぽい、という有り得なさ。何故そこまで何もかも回帰してますか!?聴いてたらもう、呆れを通り越して、失笑通り越して、突如悟りが開いて泣けます。6thからバンドロゴが1st・ 2nd時に戻ってる事にもっと早く気付くべきでした。 「バイオリンをメンバーとして加入させたのは間違いだった」とでもいうような、哀愁は少なくメロディも少なくつまりあまり耽美的でなく、でもデス声は大復活してフックも薄く(メタルとしては)冗長な「鬱屈絶望メタル」という事で、救いようのなさはそれはもう完璧。地下水脈に絶える事なき暗黒の流れ。もう永遠にこのまま続けてください。