-------------------------------------------------------------------------------- 最新ライブアルバム。国内盤の発売はやく1ヶ月先に延期されてしまったので、輸入盤を購入しました。 聴き所はディスク1の5曲目の「DANCE OF DEATH」からラストの「LORD OF FLIES」の流れかな。特に「LORD OF FLIES」はブルースが歌ってかなり輝きが増した。「DANCE OF DEATH」の収録曲は言うまでなく素晴らしい。スタジオ盤を超えてます。 出だしこそ、ブルースは声が出てないけど(これはいつものことか)、中盤からかなり良くなる。ギター3人組の絡みも「ROCK IN RIO」の時よりもスムーズで聴いてて心地よい。リードメロディの部分なんか鳥肌が立つ。あとニコのドラミングがィィ。特に「THE TROOPER」のデイブのギターソロのとこの1バス踏みまくりなんて最高! ブルースがあまりMCや煽りをいれないせいか、全体的にアグレッションさや観客のノリは「ROCK IN RIO」に負けてますが、中々良いライブ盤だと思います。特筆すべきは音質がクリアで聞き取りやすいこと。「ROCK IN RIO」はフェスティバルでなおかつ野外だったこともあり、音が分離してなくてゴチャゴチャ聞こえてるとこもあったし、特に「IRON MAIDEN」、「THE NUMBER OF THE BEAST」は音が悪かったのですが、今回は問題無し。それが良かったかな。
さて聴いてみた印象では「DANCE OF DEATH」、「PASCHENDALE」なんかは視覚的にも工夫を凝らしてたみたいなので、DVDが早く観たくなりますね。11月まで待たねば。
ドイツのドルトムントでの公演を収録したライヴ・アルバム。 ROCK IN RIOと比べると、演奏面ではやや安定感があるように思える。 選曲はDANCE OF DEATHアルバムからのが多いが、どれも良い。 Disk1の5.Dance Of Death、8.Paschendale、Disk2の1.No More Liesは特に素晴らしい。 昔の曲に関しては言うまでもなく、良い。 また、9.Lord Of The Fliesも聴き所。 個人的に残念だったのは、2 Minutes~やThe Evil~がセットリストに入っていなかった事か。
POOYANさん他、上の皆さんがほとんど語られてますが、同感です。 結論からいうと良盤。 スタジオ盤の輝きを遙かに上回る「DANCE OF DEATH」の収録曲はこのライヴこそ醍醐味ありとも言えそうなので、、「DANCE OF DEATH」を持っていて尚かつ魅力的に思うファンには是非聴いて感じてもらいたい。カッコいいと思えるはず。 個人的に今作の聴き所はPOOYANさんと全く同じでDISC1の⑤#Dance Of Deathからラストの#Lord Of Fliesまでの展開。 中盤にあたるこの辺り、特に印象的だったのが迫り来るような⑤#Dance Of Deathの映像感覚的なムード。今作で最も特筆すべき点はその洗練されたダイナミズム溢れるサウンド・プロダクションだと思う。 何より演奏がちゃんと聞き取れるのが嬉しい。ブルースの喉に関しては特に問題無し。 メイデン・ライヴの活性剤とも言えるブルースの煽りは凄まじいだけに今回ではあまりないのがちょい寂しい気はするが、視覚的に伝わってくるその存在感だけで充分凄い。 ロブやオジー、あるいはロニーのように。まさに炎のパフォーマーぶり健在(褒めすぎ?) 相変わらず徐々にパワフルなヴォーカルが冴えてくる感じで。 さらにPOOYANが指摘されていたその音質面、「ROCK IN RIO」はあれでテンションといい会場の熱気といい最高の迫力だったけど、25万人の観衆/野外フェスとなるとさすがに音が籠もり気味だったことが痛かったということは同感です。肝心の演奏にやや起伏の無さという難点があったが(そこまで酷くないが)、今回は何ら問題無し。 見事に改善されている。安定した演奏、クリアに洗練された音質面の向上。 それを証明に、ぎこちなさがあったトリプル・ギターの絡みも「ROCK IN RIO」より数段 気持ち良く耳障り良い。テクニック云々ではなく底知れない屈強のアンサンブルを感じされる。ニコが叩くドラムが楽曲にスリルとアグレッションを充分に注ぎ込んでいるし、スティーヴのベースラインも確固たる骨組みとして、その屋台骨を武器に相変わらず浮き彫りのオーラを放ちながら突き進む。 ま、ほとんど総合的に前作ライヴ盤の不安材料が解消された感がある(のかな)。 あとは、「ROCK IN RIO」にあった全体的な圧倒的な勢いとノリとか、あれには及ばないが。ただ、初期の生々しさというものが蘇ってくるかのようなライヴの妙な感触でもあり、21世紀の貫禄の新境地的な感触のライヴだった。 全16曲で組まれたセット・リスト。主に「DANCE OF DEATH」からの選曲がメインだが、 往年の名曲は言うまでもなくいつも通り素晴らしい。 こうやってみてみると、やっぱりDISC1の⑤~⑨の流れこそこのライヴ盤の色を象徴しているように俺は思う。必須の名曲#2 Minutes To Migdightと#The Evil That Men Doが 収録されていないことを除けばこれはこれでで上手く纏められた構成だと思う。 そのせいか「LIVE AT DONINGTON」よりも「ROCK IN RIO」よりも16曲という多少 コンパクトな丁度良さがある。「ROCK IN RIO」のあの煽りと会場の熱狂や一体感、 その場面にいるかのような感覚にとらわれる臨場感、全体的にあのスケールとはまた一味違ったメイデン・ライヴの匂いが屋内に充満するように漂っている。 密着感や親近感(?)、そこにある覆い尽くすような密度の濃さが魅力的。 意外に全編通して聴いたあとの疲労感はそれほどなくあっさりしてるけど退屈させない組み立て具合は流石。 「最近はどうも‥」って人にはあまりお勧めできないかもしれない。熱狂的なライヴを体感したいならやっぱり「ROCK IN RIO」だと思うし。この作品は現在進行型メイデンの新境地を垣間見れる一つのバイブルに相応しい出来映えではないでしょうか(え、褒めすぎ!?)あんまし賑わってないですが、やっぱ皆さん、DVD待ちなのかな・?? ただ、あまりライヴ、スタジオ、ライヴ‥はどうかと。 でも2006年に新作のレコーディング開始らしいので期待したいw まずはもっと聞き込んでみます。 あ、エディの(エディにしては/爆)洒落たアートワークだけで目を惹かれる人は気持ちが高ぶってるうちにレジへダッシュしろ、ジャケ買いの価値あり!(爆)
恐らくメイデンの全てのアルバムの雰囲気を忠実に再現したライブDVDで言うとこれが一番だと思います。選曲のセンスや曲に合わせたブルースの衣装("Dance of death"や"Paschendale"など)とメンバーたちの動き、時おり見られるモノクロ映像、"Paschendale"の冒頭の戦闘シーン、赤と黒を基調としたライトの使い方。まるでオペラを見ているかのようです。アルバムの表紙は今でもすごくダサいなと思いますが、なぜかこのライブの時だけはそう感じませんでした(手書きだったからかな?)。 この死の舞踏会に行かれた(逝かれた)方々がすごく羨ましいです…