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STEEL N' CHAINS (1983年)
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STEEL N' CHAINS
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解説 - STEEL N' CHAINS
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1. せーら ★★ (2005-07-07 08:23:00)

83年発表の1st。
この作品は、買うのに随分躊躇させられました。
少し前から店のNWOBHMコーナーに並んでいたのですが、全く聞いたことないバンド名だし、ジャケットアートの印象は激薄だし、お得意の店の宣伝文句も付いてないわで「なんだこりゃ」「ホントにNWOBHMバンドかいな」(平気で90年代の作品とかも交じって並べてあるので要注意なのだ)と不信感ばかり募りました。
その後、海外サイトのおかげで、とりあえずちゃんとしたNWOBHMバンドだということが分かったので購入しましたが、全く第一印象の悪い作品でした。
国内サイトでは、これっぽっちも情報の得られない、それくらいどマイナーなバンドですが、内容はNWOBHM以外の何物でもない力強いもので、かなり良いです。TYGERS OF PAN TANGの1stが好きな人にはウケそう。
ただし83年に出てる作品としてはちょっと古臭く、マイナー臭いので、同じ年に出たTOKYO BLADEの「NIGHT OF THE BLADE」、JAGUARの「POWER GAMES」みたいに、手放しでオススメ出来る代物ではありません。
「WITCHFINDER」「EASY PREY」「HUNTED」といった秀曲はあるし、ヴォーカルはSAXONのビフにちょっと似てるし、わたしは好きなんですが、上に挙げた理由により、本当にNWOBHMが好きな人にだけ推薦致します。




2. 失恋船長 ★★★ (2018-05-24 12:51:30)

結成は1980年、英国のサンダーランド出身のツインギター編成の5人組が1983年にリリースの1st。時期的にNWOBHMは下火になりつつのデビューだったが、出している音は謹製NWOBHMそのもの、暗く湿ったメロディとアタッキーなリフワーク、分離の悪い音質故に魅力は殺がれているが、それを差し引いてもシンプルだが攻勢を掛けてくるメタル度と、この湿気がたまらん。
わが国、日本ではNWOBHMバンドは、一部の評論家やレコード会社の目に止まったバンドのリリースしかなく、ハッキリ言ってかなり偏ったバンドしか紹介されなかった。レーベルとの繋がりや、国内リリースにおける法外なギャラを請求されたりと諸事情はあったと思うが、とにかく正確に群雄割拠ひしめくシーンを伝えていたとは思えない節があり過ぎる。
簡単に言えば、J-リーグは知らないが日本代表の試合は見たい的なドがつくミーハー感覚の紹介だったと思っている。
そのせいでこのバンドもほぼ知られる事はなかった。

洗練されまくった80年代中期から後期にかけてのバブル臭がキツいバンドでは味わえない、実直なスタンスと英国的なサウンドは、正に伝統的な魅力を端的に伝えている。JPの影響を受けたNWOBHMスタイル、そこに湿り気のあるメロディやポップセンスなども塗し十把一絡げのバンド群との違いも出そうと工夫しているのも好印象。攻撃性の中にある荒涼としたメロディは、一聴してELIXIRあたりを思い出すでしょうね。
1984年リリースの2ndは、Roadrunner Recordsと契約を交わしワールドワイドなデビューも果たします。その辺りにも、このバンドの音楽性の高さを物語っているでしょう。



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