1stが素晴らしかったので、当然かなりの期待と共に聴いたんですが、見事にその過剰とも思えた俺の期待に応えてくれました。 まず1曲目を聴いて安心しました。前作では"普通のメロスピ"『SPIRIT NEVER DIE』で幕を開け、多くの人は絶賛しているものの個人的には「このバンドにあんなのはいらねぇ!」なんてヘソ曲がりなことを思ってたんですが今回は"このバンドらしいメロスピ"(一応"メロスピ"と呼びます)『CRIMSONRIDER』で幕開けだったので、この時点で「あぁ、これは少なくとも期待には応えてくれるぞ」と確信が持てました。 確かに③WOUNDSや大作⑪BLACK IN THE BURNのサビなんかはメロスピ的ですが、質はそこいらのモノよりも非常に高いし、やはり微妙に違うんですよね。単純に声域とかだけでもだいぶ印象変わります。…でも③WOUNDSはちょっと"メロスピ過ぎる"かも。でも、凄く良い曲ですよ。 "このバンドらしいメロスピ"で特に素晴らしいのは⑩FALLING SPARROWで、はっきり言ってメロスピじゃありませんからね、もう。(笑)ホントに個性的。 ④I'M NOT AFRAIDもまさにこのバンドならではの、渋いメロディとアグレッションの融合といった感じの曲で大好きです。 ただし④~⑨はこのバンドならではの渋味がちょっと強めなので、日本盤ボーナスの⑥LOVE IS A ROCKはなくても良かったかも。しかし、その曲、個人的に結構好きだってのがタチ悪い。(笑)それにこういう曲だとヨルンの声も魅力が増しますしね。 とにかく佳曲、名曲ばかりの本作ですが、やはりハイライトはなんだかんだで⑪BLACK IN THE BURNでしょう!!緊張感、展開、メロディ、歌唱等々素晴らしいです!今年はKAMEKOTも新作出すんでまだ「これが今年のベスト・チューン!!」とは言い切れないんですが(笑)、そうなっても可笑しくないほど気に入ってます!問題は「ライヴでギター1本で魅力再現できなさそう」ってことですね。(笑) それから、ウリ・カッシュのドラム!!初めて彼のドラムを聴いたHELLOWEENの『BETTER THAN RAW』以来ずっとファンだったんですが、今回も非常に素晴らしいですね!スネアの音も良いんですが、タムの音がヘヴィでグルーヴィで、もう最高です!「やっぱドラマーが良いと音楽の格が上がるなぁ」と再々々々々確認。 アンディ・スニープがプロデューサーで関わってますからサウンドは当然素晴らしいです。かなりヘヴィですね。時には「もっと抑えてくれよぉ」と思ってしまうほど。(笑) 即効性は前作の方があるかもしれないけど(その大きな要因の1つにマイケル・キスクの参加の有無があると思う)、前作も本作も良い作品です。本作はヨルンをはじめとしてバンド全体が作曲段階から関わってるので個性がより強調されてますし(特に歌メロに)、着実に進歩したアルバムということで本作の方がお薦めできることは確かです!
1stよりも完成度は上がっていると思います。 基本的に今回はスピード・チューンの割合が少ないので、“メロスピ"的な速い曲に興味の大半がある人にはやや期待外れかもしれませんね。 このバンドの本質はミドル・テンポの曲の味わい深さにあると思うので、“Back For My Life"などメロディが心地よい曲が多いのがいいですねぇ。 希望を言うなら、もうちょっとローランドのギター・ソロがもっともっとよくならないとねぇ…、という思いがあります。 でも、それを差し置いてもいいアルバムだと思いますので、歌の上手いハード・ロックが好きな方は是非聴いてみてください。
失礼ながら、ローランド・グラポウは、HELLOWEENに在籍していたときから、どうしても好きになれなかったギタリストの一人だった。 ウリ・カッシュは好きなドラマーだが、グラポウのどんなプレイを見ても、聴いても好きにはなれなかった。 しかし、本アルバムの"Black In The Burn"の聴いたとき、まるで大好きなギタリストと同じように好きになれた。一発で。 過去に、彼がこれほど自由に暴れた曲があっただろうか。1stでは感じられなかったが、彼にはこのバンドで、ずっと頑張って欲しいと思った。 楽曲面でも、個人的に1stよりもずっとクオリティの高い曲の揃ったアルバムだと思う。初めて心の底からこのMASTERPLANを応援しようと思えた。 Best Tune "Black In The Burn" 買い度…80%
1stはインパクト大きかったし、ベテランの域に達しているメンバーの技術の高さが顕著に表れた作品だった。だが、2ndに関して言えば完全にメンバーの意思を取り入れており、ある意味、マスタープランたる曲のみの構成ではないかと思う。コテコテのジャーマンよろしくのWoundsだったり、ダークライドを彷彿させるBLACK IN THE BURNやら、ヨルンの味のある声を前面に押し出したHOPES AND DREAMS・・・などなど、捨て曲なし、個性満載の一品である。個人的にはウリのドラミングは世界一だと思うが、それが今作ではさらにヒートアップしている。分かる人には分かるが、ミドルテンポであの叩きは神業だ。ともかく、「味」が有りすぎる一枚だ。
4. 工場長 ★★ (2005-01-21 18:42:00)
そして一曲目はとても素晴らしい!!
てかこのアルバム全曲かっこよすぎです。やはり彼らのミドルテンポは最高です。2005年のベストアルバムの可能性すらあるような気がする。
まあウリとグラポウはキャプテンの言うとおりハロウィン抜けて正解だったと思う。
8. ハウリング ★★ (2005-01-22 18:09:00)
10. RB26 ★★ (2005-01-23 11:00:00)
でもうまいから良し!!
ギターが物足りないのが残念…このバンドにそれを求めてもダメかも?
全体的にいい出来ではあるが、個人的に2005年のベストアルバムにならないことも確かでもある。