輸入盤の感想です。イタリア出身、メロディックスピードメタルバンド、2作目。ラプソのようなエピック風味満載ではなくて、もっとパワフルなアプローチですね。1stはHELLOWEENみたいだなと思ったけど、本作は影響がそれほど大きいとは思いません。 勢いのある曲がちらほらあって、曲のバリエーションは他のグループよりも多そうです。ただそれが心に突き刺さるかというとそうでも無かったりして。まだいろんなことがやりたくて、焦点が絞れてないのかな、とも。いわゆるメロスピ・パワメタ風アプローチの曲はそれなりにこなれてる感があるのと、はっとするきれいなメロディー展開が疾走する感は爽快です。サビには、どの曲もなかなか印象的で盛り上がるメロディーを配してあります。 現時点ではまだ荒いなあ。Voののどの強さは認めるけど、ここでハイトーン要るのかな?とか思わせちゃダメだよぉ。ちらほら弱い曲も有って、良くも悪くもB級という感想です。が、見守ってると、いい事ありそうです。1曲目(Fire Set Us Free)、3曲目(The End Of The World)、7曲目(The Axe Is Coming)は彼らお得意ですね。4曲目、9曲目の味を深めていけば、良いバンドになりそうですけどね。