EP扱いでありながら、40分弱の収録時間というオイシイアルバムです。 ライブの定番曲で勿論「LIVE BAIT FOR THE DEAD」にも収録された②、「BATHORY ARIA」と並ぶ大作の③、後に2回もリ・レコーディングされる初期の名曲である④、天使達の悲鳴が響き渡る(ただ、なんか痴漢にあったような声に聴こえるんですけど…)⑥と、捨て曲はまずありません。 Daniの声はやや線が細く感じますがその分いつにも増して高く、蝙蝠の超音波を連想してしまいます(笑) 輸入盤を買えば更に安く済むので、これは「買い」だと思います。
96年発表の1stに次ぐミニ・アルバム。 1stと較べるといきなり音圧が格段に上がっていて、冒頭のリフからもう禍々しさが違う。Daniのボーカルも高音絶叫から低音咆哮まで幅広く駆使、さらに女性ボーカルもSarah Jezebel Deva等が全面的に参加して演劇性が過剰なほど加わり、ド派手になったオーケストレーションがまたドラマを煽って煽って煽りまくって疾走・狂気・頽廃・哀切・恐怖・官能が暴風雨の如く暴れ回るシアトリカル・デカダンス・ドラマがここに完成している。1stと基本的に音楽性は変わってないのだが、凄まじい装飾の嵐でとても同じに聴こえない。 「DUSK AND HER EMBRACE」が好きなら聴かずに死ねないアルバム。 ここからジャケが良い感じになってますが、メンバー写真は全員が全員瞳孔がなくなってて怖いです。