03年発表のデビュー作品。 はっきり言って、初めて全部聴き終わった時、80年代中期の頃のジャーマンメタルの典型だと感じた。 “Wall of Jericho"の頃のHELLOWEEN、“Into The Darkpast"の頃のANGELDUSTにそっくりなのだ。その頃に両バンドに感じた感想と全く同じで、もっといいVo入れたら聴きやすくなるかな、って事だ。逆にこの手のサウンドを標榜するには超絶Voが絶対必要なのだ。 “Chains of Slavery"なんかはエリックアダムスが歌ったら凄まじいヴァージョンに化けそうだ。 ただ、あの頃ならこれくらいのバンドは掃いて捨てる程いたのも事実だし、そのうちいくつのバンドが今も活躍しているだろうか? 今のままでは同じ運命を辿ると思われるので、次作からはもっと緩急をつけて、作品に奥行きをつけていけば、あと3作くらい後にはもっとメジャー感のあるものが作れるかも知れない。 今の段階ではLOSTHORIZONには全然叶わない印象ですね。ガンバってね。