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一時期はなんだかレア物扱いで高値で取引されてたらしいですが、現在はリマスターされて、収録曲も増えて、安価でどこでも手に入るようになっています。いい時代だ……。
さてこの1stが実にいい! 現在の彼等と較べるとなんだか別バンドみたいに荒いのですが、その代わりジリジリした焦燥感や暑っ苦しいエネルギーに満ち満ちています。
スパイスの持ち込んだ男臭い哀愁とマイケル・アモットの粘りのあるギター、屋台骨をしっかり支えてぐるんぐるんスウィングさせまくるルディックのドラム…かっこいい3ピースバンドここにあり。
曲もヘヴィ&アグレッシヴ一辺倒…かと思えば終盤何故かジャジーなインタープレイに突入する①、スパイス作の男泣きR&R②を筆頭にキャッチーで味わい深い曲がズラリ並んでいます。まぁアルバム全体として見れば散漫だし、マイケル・アモットのソロもそんなに奮っているわけではありませんが、“八方破れ/生々しいロックの美学"を解する人には是非聴いていただきたい!

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