Swedish Viking Metalの3作目にして最終作。そして、僕は3作の中で一番気に入っています。3作とも良いメロディーを持っているんですが、本作は音圧感、スピード感、そしてメロディーの扇情力、これらが一番バランスが取れている気がします。 どの曲も迫力有るdeath声と、それに負けない分厚くもの悲しいバッキングの調和が見事。In The Crash Of Armsや、Chariots Of Powerという曲は、まさに彼らの持ち味の真骨頂と思います。最後に普通声で朗々と歌う曲がありますが、この曲こそ後にステファン氏がFALCONERでやりたいことを痛感させた曲じゃないかと思うんです。 今となっては、MITHOTYNを例えるなら、Death声のFALCONERです。FALCONERに参加した以外のメンバーも、確か激烈メロデスGroupを結成していた筈です。