現時点でのラスト・アルバム(ベスト盤を除く)。当初は、FOUR REALというタイトルを予定していたらしい。前作THIRD STAGEから8年が経過している。。。寡作家だ!! 内容は以前のままで、相変わらずBOSTONらしいHRナンバーが満載している。ただ、マンネリズムを感じるのは、否定できない。しかしながら、優れた音のダイナニズム、曲の構成を持っており、やはり優れたアルバムであることに異論がない。またBrad Delpから新たにヴォーカリストを迎えているが、特に大きな変化は見受けられない。 前作と比較して全体的にバラードが少なくなっている。新境地として組曲風のWalk On Medleyが収録されており、マンネリズムに陥っている部分を補っている。この曲以外に 本作では、A Man I'll Never Beを受け継ぐバラードのLivin' For You、BOSTONらしいダイナミックな音創りになっているI Need Your Love、Surrender To Me、ロッカ・アンセムのWe Can Make Itといった佳曲がハイライト・ナンバーとして挙げられる。
8年に1枚ペースが定着したボストンの4thアルバムです。 発売当時テレビで(1)「I NEED YOUR LOVE」を聴いて、イントロのギターのフレーズがかっこいいなぁと思い、買おうと思った記憶があります。なんかUFOのジャケもかっこいいっても思いました(笑)。 洋楽聴き始めのころで、ハード・ロックに手を出し始めたあたりでした。再結成イエスと似たような感覚で聴いてたなぁ(遠い目)。 このアルバム、ど真ん中の《WALK ON MEDLEY》がどうも好きになれなくて…。そこでダレてしまいます。 それ以外の6曲は爽やかで良い曲なんですけどね~。
約8年ぶりという相変わらずのBOSTONペースで発売された'94年発表の4th。 ブラッド・デルプ(Vo)の不参加は残念ではあるものの、大きな違和感は感じられない。 イントロの珠玉のようなギター・メロディと透きとおるような歌唱が美しい「I NEED YOUR LOVE」、一転してハードに疾走し、美しいコーラスを聴かせてくれる「SURRENDER TO ME」、優しくメロディアスでギター・ソロが絶品な感動のバラード「LIVIN' FOR YOU」の頭3曲は突出した出来栄えで、個人的にはこの3曲だけでも大満足! その後の曲は頭の3曲に比べれば明らかに劣るものの、「WALK ON MEDLEY」は新日本プロレスファンの自分にとってG1 CLIMAXのテーマとして思い入れのある「WALK ON(some more)」が収録されているので結構聴いている(笑)。 スペーシーな「WHAT'S YOUR NAME」、「AMANDA」のような「MAGDALENE」、ドラマティックな「WE CAN MAKE IT」も悪くない。 BOSTONの名に恥じない傑作である。
またしても8年後に発表された4枚目。 この作品でもトム・ショルツの独壇場と言わざるを得ない。 しかし、そこはさすが完璧主義者。 昔から変わらないボストン・サウンドをここでも期待を裏切ることなく聴かせてくれる。 初期のボストンにも通じるものがあるLivin' For Youや爽快なI Need Your Love、 哀愁感じるSurrender To Me、澄み通るようなMagdalene等、内容は素晴らしい。 特に中間部分に収録されているWalk On Medleyは何回聴いても飽きないほどの出来。 新時代にトム・ショルツが見せ付けた完璧さはそう簡単に追い越せる物ではないなと再認識させられた。