オーケストラ共演と聞いて、あ~やっちゃったか・・・と思いました。だって、過去にそういった企画を試みたバンドはいくつもあったけど、はっきりいってどれもひどい! 大好きだったバンドも、オケ共演で一気に冷めちゃってました。 しかし!このアルバムは違う!めちゃセンスいいです(一部除く)。うまいことオケとバンドが融合してるし、ベルリン特有のぶ厚いストリングスなんか、すごく曲にマッチしてます。send me an angelの最初らへんのオーボエソロ、stil lovin you のラストが自分的にツボでした。
過去の名曲が恐ろしいスケールでよみがえる! とありきたりな表現してしまいましたが、 Scorpionsはもともと普遍的な音楽性で"泣き"を追求するバンド、だからこういう紹介でいいんです。 真っ直ぐな音を真っ直ぐに語る、これ重要。 曲的には全て申し分なく、特に「WInd Of Change」や「Still Loving You」は 思わず泣いてしまったほどに素晴らしいです。 「Hurricane 2000」もよりダイナミックになり、心なしか更にエッジが利いた音になり、カッコいいです。 欠点を述べるならば、たったひとつ! 「Send Me An Angel」のおっさんの声が邪魔! 「Big City Nights」、あんたの声も悪かないけどやっぱKlaus様にゃ負けてるよ! わしらはKlaus様の声であの超名曲「Big City Nights」「Send Me An Angel」が聴きたいのであって、 おっさんみたいな太い声や、乾いた声で歌われても魅力半減になるだけではなかろうかと思います。 Klausファンゆえの苦言ですが、許してくだされ。 トータルすると、Scorpions入門編にぴったりのいいアルバムですよ。
↑のふくさんの意見、分かります。 クラシックとHMはかなり近い位置にあると僕も思いますよ。実際僕もクラシックは大好きなのですが、このアルバムのようにオーケストラとの共演はとっても違和感なく聞けますもんね。ちなみに僕も友人などに「クラシックとHMを愛聴してます」と言うと変な顔をされます。まぁ確かに一般的に見れば対極に位置する音楽同士に見えるんでしょう。でもね~、実は兄弟みたいな音楽なんですよ。 と、このアルバム、素晴らしいです!。アレンジの面もなかなかの出来ではないでしょうか。ゲスト・ミュージシャンの参加も僕は好意的に捉えています。 オーケストラの音は、これはもろにベルリン・フィルの音ですねぇ。このオーケストラの重厚さと勢いはスコーピオンズの壮大なバラードやロックにも十分過ぎるほどマッチしていると思います。 それから新曲の2曲。ハノーバー万博のテーマ「Moment Of Glory」とダイアン・ウォーレン作の「Here In My Heart」はどちらも良い曲です!。 いいアルバムだと思いますよ。音が良いのが嬉しい。
オーケストラとの共演が楽しめて、それぞれの楽曲がまた違った魅力を発揮していますね。 新曲"Moment Of Glory"は感動的だし、インストアレンジした曲も激しく美しい。 ゲストヴォーカルもなかなかいいんじゃないかなと思います。 できればクラウスが全部リードをとってほしかったけど、これはこれで悪くないですね。 それに、個人的には、大好きな隠れた名曲である、 "Send Me An Angel"・"Lady Starlight"をとりあげてくれたのがとても嬉しいです。