1994年9月27日、American Recordingsよりリリースされた6thアルバム。
1992年、結成当時からのドラマーであるDave Lombardoが脱退。残されたバンド側は、元ForbiddenのPaul Bostaphを後任として迎える。そして、バンドはIce-Tとコラボレーションした「Disorder」(Exploitedのカヴァーをメドレーにしたもの)を映画『Judgment Night』(1993年公開)のサウンドトラックに提供した後、本作を発表。
発表当時はオルタナティブ・ロックが隆盛して、多くのヘヴィメタル・バンドやハードロック・バンドは苦境に立たされていたが、Slayerは自分達の音楽性を曲げることを拒んだ。音楽評論家のAlex Hendersonは、allmusic.comにおいて「『Seasons in the Abyss』ほど分かりやすくはないが、同様に魅力的な作品」と評している。
バンドは、本作で初めて母国アメリカのBillboard 200で8位を記録し、トップ10入りを果たした。イギリスでは、アルバムは全英アルバムチャートで15位に達し、収録曲「Serenity in Murder」は全英シングルチャートで50位に達した。
Recorded:During 1994 at Oceanway, in Los Angeles, California, and Sound City in Van Nuys, California
Producer:Rick Rubin (exec.), Toby Wright, Slayer