しかしこれは聴けば聴くほど名作だ。各曲の個性が前作より格段に際立っている。AMOR E MORTEのシンフォニックアレンジとギターなんか鳥肌モノよ!?アートワークも逸品だし。ところで最近になって気付いたんだけど、裏ジャケの顔おさえてる人の腹から飛び出してるヤツ爬虫類の舌だと思っていたけど(腹に歯も生えてるし)、これ…サメ?
クレイドルのアルバムを最初に買うなら、このアルバムが一番良いと思う。理由はクレイドルで最も高い評価を受ける「CRUELTY AND THE BEAST」は確かに曲そのものは物凄く良いがこのアルバムと較べて音のバランスが微妙に悪く、そんなにキャッチーでも無いし、また新作の「DAMNATION AND A DAY」は収録曲が多く曲の把握に時間がかかり最初に聴くものとしてはそぐわないと思うため(個人的意見ですが)。対してこのアルバムは音質が物凄く良く、「AMOR E MORTE」「HER GHOST IN THE FOG」「TEARING THE VEIL FROM GRACE」の3曲はキャッチーかつ荘厳な女声コーラスパートがあるため取っ付きやすく、何回も聞き込むうちに格好良くメロディックなキーボードやギターに耳が行くようになり、次は他のCDも欲しくなると思うので。そういう風になったらもうクレイドルの世界からは逃れられません。とりあえず財布からどんどんお金が無くなりますので、覚悟してください(笑) あとこのCDの翻訳は曲のストーリーが分かりやすくていいと思った。前作は訳を読んでも未だに理解出来ないんだよなぁ。
「鬼女~」も本作も全篇Cradleらしいフックが至る所に満載です♪♪ ダニのキレ方は前作より若干控え目。が、今回はリズム隊のタイトさが格段にUP!!! ストレートで剥き出しの音像がCradleの魅力を余す所なく全開で伝えてくれます♪ 印象的なフック地点へ如何に聴き手を盛り上げ導いていくかっていう独特な曲構成の妙は このグループでしか味わえない唯一無比のものでしょう。。。。 「Her Ghost In The Fog」「Tearing The Veil From Grace」等、も~全篇良曲の宝庫♪♪
Moi Dix Moisをそのままシンフォブラック化した②でやられた。最初に聴いたアルバムがThornographyだったのでCradle=メロデスという誤った認識があったが本作ではゴシック、メロデスの要素がありながらも基本的にはシンフォブラックなのでこれで初めて彼らの本領を知ることとなった。ダニの声は幅広くかつ病的なので聴いてるだけで気味が悪い。しかしそこが彼らの魅力でありホラーな演出に一役買っている。また曲によっては女性Voも取り入れているので聴き易い仕上がりになっている。
2000年リリースの4thアルバム。 前作『CRUELTY AND THE BEAST』の路線を受け継いだ、シンフォニックでドラマティックな楽曲が揃っています。 さすがに超名盤である前作と比べると少々質が劣るというか世界感が狭まった印象はありますが、⑧"Her Ghost In The Fog"をはじめとしてCOFらしい良曲が散りばめられています。