このバンドの登場でスラッシュ勢の厚みが出た印象を当時受けましたね。 METALLICA直系の圧倒的な疾走感と重みが何とも心地よく、“First Strike Is Deadly"、“Do Or Die"と続くB面はオーって感じで、素晴らしい! Voにはちょっとクセがあるので、ここが好き嫌いの分かれ目になるバンドですが、僕は好きですね。
暴力的な臭いを発散させるデビュー・アルバム。 アルバムを発表していくにつれてタイトになっていく演奏・楽曲・サウンドも、このころはヤケクソなほど勢いに満ちている。 土砂崩れのように迫るサウンドが心地よい「OVER THE WALL」、風変わりで恐怖感のあるリフの「THE HAUNTING」、メロディアスなギターが聴ける名曲「BURNT OFFERINGS」、怒涛の勢いが圧巻の「RAGING WATERS」や「C.O.T.L.O.D.」、エンジン音のようなギターが鋭い「FIRST STRIKE IS DEADLY」、歌メロがダークで美しい「ALONE IN THE DARK」、美しさと激しさの同居する「APOCALYPTIC CITY」等、殺傷力のあるギター・リフとメロディアスなギター・ソロが絡み合った破壊力抜群の楽曲が揃った、スラッシュ・メタルの名盤である。
クランチの効きまくったザクザクのリフ。 当時はこれ、ベイエリアクランチって呼ばれとったっけなぁ。。。 とにかく、この引き摺る様な切れ味抜群のカッティングを聴いてるだけで気分爽快やぁ!!♪ Alex Skolnickのメロセンスはかなり鋭いよね。「Do or Die」なんてかなりキてるもんね♪ かっこいいよ。これ。。。
当時少ない軍資金で輸入盤を購入して初めてはまったスラッシュでした。スラッシュ初心者にもメロディー・ラインが分かったし、曲の違いが認識できたという画期的なアルバムでした。アレックスのギターにも完全にKOされた…。「First strike still deadly」の方が確かに音は良いけど、自分にはこの頃の怖いもの知らずの勢いにあふれたTESTAMENTじゃないとだめです。ベスト盤を購入した人には逆に是非オリジナルの1stを聴いて欲しい。これこそTESTAMENTって感じだよ