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Towards Sources of Honour and Pride

2005年発表の3rd。

…バンド名がGRAVELANDそのまんまなフォントで記載されており、しかも発売元があのNo Colours…これでもしペイガン系の音を出してなかったら嘘だよなぁ…と思ってましたが、案の定ペイガンブラックでした。LORD WIND的な壮大なシンセサイザーによるアンビエントに、少しダーティなクリーンヴォーカルと申し訳程度のバンドサウンドを足したような作風で、中期以降のGRAVELANDにも通じる、世界観が広がるような音。

前述したとおり、基本的にバンドサウンドはごくシンプルなものなんですが、それが上手くキーボードと交じり合って雄大で勇ましい雰囲気を醸し出しているんですよね。キーボードの音も、バンドサウンドもはっきり言ってチープといえばチープではあるんですが…まあGRAVELANDやLORD WIND辺りのNo Colours絡みのポリッシュ・ペイガンを愛聴しているような聴き手には全く気にならないかと。

アンビエント寄りのペイガン・ブラックが好きな方にお勧め。GRAVELANDやLORD WINDを聴いて気に入った方が次に手を出すものとしてもいいかもしれません。

Usher-to-the-ETHER ★★ (2013-05-13 00:02:02)